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2015年1月13日 (火)

速報 San Diego便り その2 San Diego Trolley part4

引き続きSan Diego Trolleyの話題ですが、今回は1940年代製造のPCCカーを復活させて走らせている話題です。

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12th & Imperial TCで発車を待つ#529 号 Vintage PCC car 2015/1/10

この529号のスタイルはTCRT: Twin City Rapid Transit Companyで知られるミネアポリス・セントポールのPCC保存カー322号とスタイル的によく似ています。

わたくしも今回のSan Diego訪問は2010年以来の5年ぶりのことで初めての体験となりましたが、2011年8月18日1946年製造のPCC(the President’s Conference Committee)カー#529号車が修復されてDown Townのループ線を走ったそうです。これは6年におよぶボランティアで協力された方々の努力の結果で、さらに5両修復中の車両があり、将来はそれらも復活させ、昨日の記事にも書いた1890年代以来の San Diegoの歴史的風景を復活させようという試みだそうです。

詳細はこちらのサイトにありますが、復活中の6両のうち、3両はSan FransiscoのMUNI system (市営鉄道でこの中には有名なケーブルカー、メトロ、さらにFラインと呼ばれる世界各国の路面電車を集めた1路線もあり、阪堺電車の151形も走っているそうです)で活躍していたものをSouth Lake Tahoeの収集家から入手し、残りの3両はSoutheast PennsylvaniaとNew Jerseyで活躍していた車両だそうです。既にこういった試みを行っている他の都市、San Fransisco, Portland, little Rock, Tampa BayやBostonなどを参考に復活プロジェクトは進められたそうです。

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車内の様子 後ろから前方へ

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前から後方へ

 まさに車内はバスといった雰囲気で、運転台は片側にしか無く、シートは片側1, 反対側2で運転台のすぐ後には内側向きの座席があります。窓もバス窓です。今回の修復ではこの内装の復活に大変な労力がかかったようです。

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修復にあたり、車椅子用の搭乗システムと無線装置が付加されたそうです。

そしてPCCカーの特徴であるペダルによる運転方式で、左足がアクセル、右足がブレーキだったと思います。運転中の乗務員の動作を見ていると手はブザー、鐘、警笛の操作と無線機の操作に忙しそうでした。

通称Silver LineのDown Town loopを約20分かけて一周した後、いろいろなポイントで撮影してみました。
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12th & Imperial TCを出発してGreen Lineを行く姿 上から見るとシングルアームのパンタがえらく大きく見えます。

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Green Lineを離れ、Orange LineとBlue Lineの共用部分のSanta Fe Depot付近を通過する姿

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Down Townの北側の辺のCivic Center駅に進入するところ

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停車時はボギー台車の車軸間の電磁石がレイルに吸着し、ブレーキをかけるシステムなんでしょうか?

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後姿も1940年代スタイルで独特の雰囲気があります。当時のポールも再現されています。

現在は1台の運行ですが、今後残る5台が続々と登場してくるのが楽しみであります。

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コメント

こんにちは~。モモパパです。
PCCカーって昔、東京都電にも走ってましたよね。
今、どこかに保存されてるのかな。

B767−281様 お早うございます。そちらは暖かいのでしょうか。東京はとても寒い毎日が続いております。さてPCC、いいですね。まずは都電の5500(でしたっけ?)を思い出しました。鳴りもの入りで登場しつつ、ペダル運転への違和感とモータリゼーションの波飲まれ普及しなかったようです。アメリカの地でこのような車両がキチンと残っていて復元されるのが凄いと思います。日本人は「もったいない」と言う言葉を流行らせ乍らじつはもったいないことをたくさんしているような気がしてなりません。勿論時代に合わないものをなんでもかんでも復活させろとはいいませんが。そう言えばちょっと昔に別のサイトで次々にPCCを更新して使っているアメリカの都市の話がありました。日本もモータリゼーションを反省する時期かな、と思います。では引き続きお気をつけてご活躍くださいませ。

モモのパパさま、細井忠邦さま、おはようございます。

日本は3連休明けでこれから仕事という感じでしょうか。
こちらは、日曜日は珍しく雨が降りましたが、週明けからまたカンカン照りの良いお天気です。時差が、7時間先を行っているので、こちらが仕事が終わる頃、日本は翌日の朝が始まるといった感じですね。日本から持ってきたセーターもジャケットもなしで、過ごせる毎日です。

さてPCCカーですが、細井様が仰っておられるように都電の5500形などで日本でも走りましたね。今、荒川区の車庫の思い出広場に保存されていますね。こちらみたいに復活させて走らせることは無いと思いますが。

今回の滞在中にいろいろな博物館を見て回ってもいますが、昔のモノを復活させるボランティアのパワーのすごさにも驚かされています。

こちらは今回の出張で一番重要な部分が本日無事終了してホットしているところです。

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