速報 San Diego便り その5 Coaster part1
Santa Fe Depotで見ることができる旅客列車のあとひとつがOceanside Transit CenterからCarlsbad, Solana beachなどの海岸沿いの街とSan Diegoを結んでいる通勤列車Coasterです。San Diego郡の8つの駅を1時間で結んでいます。現行のスケジュールはこちらに。
運行しているのはNorth County Transit District (NCTD)で先日の記事でも記述したAtchison, Topeka and Santa Fe Railwayから1994年に路線を購入し、San Diego Northern Railway Corporationを設立しました。2002年にこの会社は解消されNCTD自身が運行会社になりました。
車両は、機関車牽引の客車方式で、今回の記事ではその機関車について触れます。
機関車はGeneral Motors Electric-Motive Division が1975年から1992年にかけて製造し、1991年から2000年にかけてMorrsin Knudsen Corporationが引き続き製造した、EMD F40PHという機関車とF59PHIです。前者は1994年に購入し、2101~2105という番号が与えられ、後者は2001年に購入し、3001、3002となっています。
まずはF40PHから
2101号機
12th & Imperial TC側の待避所で休息するCoasterの列車 3001, 2014 2102 2015/1/12
休息の場を出発し、Santa Fe Depot駅に向かうため、踏切前で一時停止する2103牽引列車
もしかしたら間違っているかもしれませんが、ここまで運転してきた機関士が降りて、手前のポイントを操作し、列車には戻らず列車はリモートコントロールで無人でホームに入って行き停車します。
そのことを意味しているのがこの標識かと思います。
2104号機 このように列車はホームに停車します。
2105号機 今回気付いたのですが、Amtrakの機関車はすべて南向きなのに対して、Coasterの機関車は全て北向きでした。
客車との連結面はこんな感じです。この機関車も客車と一体化しています。
台車はこんな感じです。間近で見ることが出来るせいかかなり大きく感じます。
一方、こちらはF59PHIです。
3001号機 2015/1/13列車を推進してSanta Fe Depot 駅に到着するところです。
3002号機 2002/1/13 Old Town
Amtrakでもお馴染みの機関車ですが、塗装がかわるとイメージが大きくかわります。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 速報 San Diego便り その4 Amtrakについて part3 | トップページ | 速報 San Diego便り その5 Coaster part2 »
「海外の鉄道」カテゴリの記事
- 武蔵野線北府中駅、東芝府中工場から続々と出荷される 台湾鉄路管理局500型 電機 ( 台鐵E500型電力機車)(2024.05.28)
- 直方市石炭記念館の蒸気機関車 Koppel 32号機(2020.08.31)
- 62年半の人生におけるセネガルとの接点(2018.06.22)
- Omaha in Nebraska に来ています その3(2018.05.28)
- Omaha in Nebraska に来ています その2(2018.05.27)
「ディーゼル機関車」カテゴリの記事
- 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その8 EF510が牽引する炭酸カルシウム貨物 5580レ(2024.02.07)
- 2022年夏 名古屋遠征 JR貨物 関西本線で長らく活躍したDD51 part5(2022.10.31)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 10 釜口水門のプリムス(2020.09.28)
- 日本工業大学工業技術博物館の2100形2109号機 その2(2020.09.11)
- 小湊鉄道 五井機関区の保存機 その1 小湊鉄道1号機(2020.08.24)
コメント
« 速報 San Diego便り その4 Amtrakについて part3 | トップページ | 速報 San Diego便り その5 Coaster part2 »
こんにちは~。モモパパです。
アメリカの鉄道って機関車牽引の鉄道が多いんですね。
日本じゃ長距離でも電車方式なのに。
これも文化や考え方の違いかな。
投稿: モモのパパ | 2015年1月18日 (日) 05時20分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
鉄道の古来の形態は機関車牽引方式でしたが、フリークエントサービスや、終端駅での折り返し、機回しを考えて、機関車牽引方式でも一方向に機関車を固定して、反対側のエンドを制御客車にする方式で対処して、そのまま固定しているようですね。
ただ線路への負担とか、速度アップとか考えるとアメリカの鉄道も動力分散方式になって行くかも知れません。東海岸は電化されている線もありましたが、こちらは未だ殆ど非電化のようでしたが。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年1月19日 (月) 05時17分