尾久車両センター公開 2014 その2 EF81 81号機 part2
2014年11月15日の尾久車両センターの公開、前回に続いてEF81 81号機の話題ですが、今回はこれまでの同機の活躍を振り返ってみようと思います。
定期列車としての運行もあと僅かとなった寝台特急「北斗星」 2002/9/10 東十条
田端区のEF81が北斗星を定期で牽引していたのは1988年3月13日から、2010年7月15日、上野着の列車まででした。
まずは同機の履歴を沖田祐作氏の機関車表のデータで追っかけてみると
EF8181 日立製作所水戸工場=10200-2 1973-09-07 E100.8tBBB(1067)
車歴;1973-09-07 製造→ 納入;国鉄;EF8181→ 配属;関西支社→1973-09-07 配置;富山二→
1979-05-29 内郷→1984-02-01 田端→1987-04-01JR 東日本;EF8181→
配置;田端運転所→2003-04-01 現在;田端運転所→2008-04-01 現在;田端運転所
今は田端運転所のEF81のエース的存在の81号機ですが、製造は1973年日立製作所水戸工場、新製配置は富山第二機関区でした。
常磐線から武蔵野線連絡線に進入するコンテナ貨物列車 2005/9/5 馬橋
以前、記事にしていますが、75~93号機は昭和48年度民有予算で製造され、7両が日本海縦貫線フレートライナー増発用として4両、75~78号機が酒田へ、3両、79~81号機が富山第二に配置されました。東北本線、常磐線へのEF81投入で1979年には内郷区へ異動となり、さらに1984年2月1日のダイヤ改正でヤード経由式貨物輸送が廃止されたのに伴って内郷区から田端区に転属となっています。
ひたち野うしく~荒川沖間の二十三夜尊踏切を通過するコンテナ貨物列車 2010/11/21
同じく妙向寺踏切を通過する通称「安中貨物」 2010/12/19
2094列車を牽引して常磐線を南下 2011/1/8 大甕
と同機の寝台特急、安中貨物、コンテナ貨物の牽引シーンを集めてみました。
田端区のEF81が常磐線貨物定期運用から撤退したのは2010年12月初頭のことでした。その後、後継機EF510-500番台の車輪フラットなどのトラブルでEF81牽引が復活することもありましたが、2013年3月のダイヤ改正でJR貨物が委託していた貨物牽引運用が解消されたため、現在はEH500が常磐線貨物を牽引しています。
ローズピンク、お召し塗装に戻ってからの牽引シーンも撮ってみたいものですが、なかなかその機会に巡りあえません。
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