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2015年2月25日 (水)

尾久車両センター公開 2014 その3 E259系 Ne003編成

2014年11月15日の尾久車両センターの公開、今回は二代目N'EX, Narita ExpressE259系について触れます。

E259_ne003_141115
N'EX E259系 Ne003編成 2014/11/18 尾久車両センター

初代N'EXの253系に代わってE259系がN'EXとして運転を開始したのは2009年10月1日でした。253系がN'EXとして営業を開始したのは1991年3月19日のことで、すでに20年近くが経過し、車両の更新が必要な時期となっていました。また2005年には成田空港のB Runway(16L-34R)の延伸に伴う大型旅客機の発着増も計画され、空港の利用客増が見込まれたこともあり、JR東日本としてはこのタイミングに253系を置き換える新型車両の投入に踏み切ったのだとおもいます。

253系は白:ポーラーホワイト、極地の白、黒:コスミックブラック、宇宙空間、赤:ホリゾンタルカーマイン、地平線に輝く太陽、灰色:ストラトスフィアグレー、成層圏の空の4色を使用し、特徴的な外観と内装を演出していましたが、E259系もその伝統を受け継ぎ、灰色を除く3色で構成されるデザインとなりました。デザイン担当はGKインダストリアルでした。

253系は当初、3両編成で登場し、中間車を増備して、6両編成になって行きましたが、E259系は最初から6両を基本にしました。

←成田空港
号車  6     5     4       3       2      1
クロE259     モハE259 モハE258  モハE259  モハE258    クハE258
  0               500         500              0                 0              0
   Tsc              M            M'              M                M'            T'c

トイレ・  車椅子                           トイレ   
多目的室 対応座席  

車体はアルミニウム合金の中空押出型材を使用したダブルスキン構造(段ボールのように2枚の板の間にトラス状の補強部材を入れて、従来のシングルスキン構造では必要であった骨組みをなくして、外壁のみで強度を保てるようにした構造)とし、型材にカーテンレール様の溝を設け、機器や内装品を直接取り付けています。

E259_ne003_141115_12

車体幅はE257系と同じですが、室内に車内情報表示器を設置する関係で、通路部分の高さを確保するため105mm高くなり、またプラットホームとの段差を減らすため、253系よりも50mm 床面高さを下げた関係で全体に面長な印象を受けます。

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先頭車はE351系と同様に連結した際に貫通扉を介して、編成間を移動できるように高運転台構造となりました。貫通式高運転台構造とするために、メータ類の配置や視認性を考慮してモックアップが製作され、検討されたそうです。

客室は開放型客室のみとなり、253系で設けられたグリーン個室はなくなりました。照明は蛍光灯の配置を工夫して連続した間接照明としました。座席は2人掛け回転式リクライニングシートとし、AMFMラジオ、あるいは無線LANのアクセスポイント(*)も用意されました。

*(UQ Wi-Fi(UQコミュニケーションズ)、BBモバイルポイント(ソフトバンクテレコム)の2サービスに対応)

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駆動・ブレーキ方式は列車情報管理システムTIMSを経由してインバータ制御装置、ブレーキ制御装置に伝送される方式です。
E531系のMT75モータに冷却用ダクトを付加したMT75Bモータ(定格出力140kW)かご形三相誘導電動機4台を1群として、IGBTを主変換素子とした1台のインバータで制御するVVVF方式で、主回路は2レベル式、歯数比は17:96に設定されています。

制御装置は回生ブレーキを併用した電機指令式空気ブレーキで、常用ブレーキは編成全体のブレーキ力を管理し、制輪子の摩耗を低減、均一化するしくみになっています。さらに勾配線区対応の抑速ブレーキ、降雪時の着雪防止機能をつけた耐雪ブレーキ、保安用の直通予備ブレーキも装備しています。

保安装置はATS-PとATS-SNに対応しています。

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台車は電動台車DT77,付随台車はTR262とTR262A(先頭車後部)で、E257系やE233系の台車を基本としたヨーダンパ付き軸梁式ボルスタレス台車です。TR262Aには転動防止のため駐車ブレーキも付いています。

Tr262ae259_140524_2
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大宮センター公開で展示されていたTR262A台車 2014/5/24 

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車端部妻面には車端ダンパを設け、車両間には車体間ダンパが設置されています。
パンタグラフはE233系のPS33Dシングルアーム式を3号車E259形0番台に1台、5号車のE259形500番台に2台搭載し、5号車の2台のうち、4号車よりの1台は予備としています。折り畳み高さ3980mmとして、中央線狭小トンネルにも入線可能としています。

補助電源は三相交流440V,210kVAの容量のSIVをモハE258形に搭載し、偶数号車にはスクリュー式電動CP MH3124-C1600SN3B形を装備しています。

2009年の運行開始時点では10本が揃い、その後2010年6月までに22編成が製造(担当は東急車輌製造と近畿車輛)、配置されました。現在、全編成が鎌倉車両センターに配置され、成田エクスプレス、臨時列車の「マリンエクスプレス踊り子」などで運用されています。

E259_ne005_090913_5
正式デビュー前に品川駅で撮影したNe005編成 2009/9/13
当時はまだ前面に編成番号の表記はありませんでした。

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コメント

B767−281様 お早うございます。先代253系の個室、2回利用家族で利用したことがあります。151系のクロ151を想起させるような車内レイアウトでちょっと贅沢なところが好きでした。この259系は普通の特急車両になった気がします。でも車両の性能(ご紹介いただいたブレーキやこう配を対策など)を見るとなかなか優秀な車両だなと感心してしまいました。少々話は飛びますが、中央線次期特急がそのような車両になるのか、185系の今後はどうなるのか気になっております。またまたお邪魔致しました。

細井忠邦さま、こんばんは。

成田エクスプレス、私も253系時代に、一度だけ乗車した経験があります。普段はつくばから成田なもので、成田線のE231系か、リムジンバスなんですか、東京の実家から海外に向かったことが一度あって、その時に利用しました。
確かに内装は黒を基調にした、シックな雰囲気でした。
E351系やE257系引退後の中央線の特急がどうなるか、確かに気になりますね。
常磐線のようにスーパーひたちとフレッシュひたちが車両的に一本化されてE657系みたいになってしまうと写す側から見ると残念ですが(笑)。

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