47年振りの東急世田谷線訪問 プロローグ
果たして東急世田谷線は路面電車と言うべきなのかは分かりませんが、2015年2月7日の土曜日は杉並や世田谷の公園保存蒸気機関車を巡る一環で47年振りに東急世田谷線に乗ってきました。
かれこれ50年近く前の玉電現役時代の姿を思い出させてくれる世田谷線散策きっぷ 2015/2/7
左がデハ70形、真ん中がデハ150形、そして右がデハ80形 白地に黒字の行き先表示が二子玉川園方面、赤地の行き先表示が下高井戸方面でした。
裏面は路線図
1964年の小学校3年までは東村山(最寄り駅は八坂か小川)に住んでおり、12月に杉並区清水3丁目に引っ越し、1972年の高校2年からは練馬区南大泉に住んでいました。小学校の低学年時代、近くで学習塾を開いていた先生が目黒区大橋に転居した関係で、荻窪から新宿、渋谷を経由し、渋谷から玉電で大橋まで通っていたことがありました。
その後、小学校6年頃(1967年4月)から下高井戸の進学教室に通い、さらに下高井戸から玉電で大橋へ、駒場東邦高校を会場とする進学教室に通ったこともありました。その関係で、玉電の現役時代はよく利用していました。その後、高校は世田谷の下馬でしたが、1969年5月11日の廃止後、生き残った東急世田谷線とは全く縁が無い状態でした。
今回は中央線の阿佐ヶ谷駅から、井の頭線浜田山に向かうコミュニティバスで、杉並児童公園を訪問、さらに浜田山から下高井戸へ向かう別のコミュニティバスに乗り、下高井戸から三軒茶屋まで世田谷線散策切符(一日自由乗車券)で沿線を散策し、三軒茶屋から三宿の世田谷公園を訪問し、最後は渋谷へ抜けて来ました。公園蒸気機関車の話題は別記事で報告しますが、玉電の話題は今回からひとつのシリーズにしようと思います。
上の散策切符の図柄には登場していませんが、やはりもっとも印象的な車両といえばタマゴ形の200形 愛称ペコちゃんでした。車輪が小さいため、走行中に車輪のきしむような音が車内にも聞こえていたのが印象に残っています。
2年前の1月に渋谷駅のかつての玉電ホーム跡を訪れました。 2013/1/13
銀座線の車庫の横を道玄坂から下って渋谷駅の2階が玉電のホームで、降車ホームで客を降ろしたあと、終端まで行って、シーザーズ・クロッシングを渡り、折り返すパターンでした。電車が通る度にスプリングポイントがパタンパタンと音を出していたのを憶えています。
玉電廃止後はバスのターミナルとなり、ターンテーブルも設けられていましたが、それも今はなくなり、渋谷駅の大改装で建物自体がなくなろうとしているようです。
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コメント
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B767−281様 お早うございます。現在世田谷に勤務していますので、世田谷線はよく利用します。京王、小田急、田園都市線を結んでいろのでとても便利です。ちょっと前まではせたまる回数券というのがあってポイントがたまると1回多く乗れてさらに便利でした。PASMOになってしまいちょっと残念。さて世田谷線、ゆっくりなのがまあ風情があっていいのですが、もう少しスピードが出せそうな気もします。すぐ関西と比較してしまいますふが、条件は違えど阪堺電車はすごいスピードで走っています。やはりあちらは私鉄王国なのでしょうか(笑) ではまた失礼いたしました。
投稿: 細井忠邦 | 2015年2月 8日 (日) 09時58分
細井忠邦 さま、おはようございます。
わたしも世田谷線というか玉電時代から、専用軌道なんだからもう少し速く走れないのかなと感じていました。スピードが上がれば、若林踏切の優先権もかわっていたかも知れませんね(笑)。
ということで今回、速度計を覗いてみたら最高速度は60km/hでした。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年2月 9日 (月) 06時16分