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2015年3月11日 (水)

ダイヤ改正を前に 上野駅高架ホーム その1

2015年3月14日のダイヤ改正まで、あと僅かとなりました。

今回のダイヤ改正では、北陸新幹線の長野~金沢間延伸上野・東京ライン開業といった新線の開通があり、それに伴う車両の新規増備、車両の転用、JR線から第三セクターへの転換、さらには青函トンネル開通以来、首都圏と北海道を結んで活躍してきた寝台特急「北斗星」の定期運行終了、関西と北海道を結んでいた豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス」の廃止などの大きな変化があります。

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上野東京ライン開業を告知するポスター 2015/3/8 上野

普段は出張と週末くらいにしかJRを利用しませんが、3月8日の日曜日は別記事にする予定の「カシオペア」のEF81代走の撮影のついでに、上野東京ライン開業を間近に控えた、上野駅高架ホームをいろいろと見て回り、14日のからの新ダイヤに向けた準備風景をいくつか写真に収めてきました。

まず最初に気付いたのは駅名標です。

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高架ホーム5番線側の駅名標 2015/3/8 上野  

既に上野東京ライン開通後の表示に切り替えられており、後はマスクを剥がす状態ですが、このホームは上野東京ライン開通後も宇都宮線、高崎線専用のホームということなのでしょうか。北方向の隣駅は尾久のみとなっています。

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一方、反対側の6番線は常磐線列車も使うため、北側の隣駅は尾久と日暮里?となっています。

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5,6番線ホームから鶯谷方向を

だからといって5番線側から常磐線方向に行けないのではなく、線路的には6番線同様に常磐線と繋がっています。常磐線方面列車は、6番線から南行き線を横断して、常磐線に入線することになります。

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5番線側にも出発信号表示器も東北、常磐両方用意されています。

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6番線側

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東京方面 6番線から

9_150308_3
東京方面 9番線から

140716 2014/7/16 の同じ場所

秋葉原の電留線まで線路は通じていたので7,8,9番線からの線路は開通していましたが、昨年7月の時点では6番線から南下する線路は塞がれていました。すでに試運転も再三行われており、あとは開業を待つと言った状態かと思います。

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上野東京ライン開通直前の上野駅高架ホームの時刻表

改正後の高架ホームの使用パターンを時刻表から見てみると

5番線:上野東京ライン北行き、上野発(早朝)、宇都宮、高崎線専用
6番線:上野東京ライン北行き、上野発(早朝、深夜)、宇都宮、高崎線、
     上野東京ライン北行き、常磐線快速
7番線:上野東京ライン南行き、宇都宮、高崎線専用、上野発宇都宮行き最終
8番線:上野東京ライン南行き、宇都宮、高崎線、常磐線、上野着宇都宮、高崎線、常磐線
     上野東京ライン北行き、常磐線特急、一部臨時列車
9番線:上野東京ライン南行き、常磐線特急、快速、上野折り返し(早朝、深夜)常磐線快速     

さらにこれまでは取手までの快速専用となっていた11,12番線にE531系が発着します。

このことから品川方面から北上してきた常磐線方面の車輌のうち、E657系特急は上野駅手前で南行き線を渡り、8番線に入線、E531系はまず6番線に入線し、上野駅を出発してから、南行き線を渡ることが分かります。

何度か書いていますが、1972年10月2日が私の上野駅写真撮影デビューでした。当時、高校2年で、東北特急全盛時代で、高架ホームには東京駅発着の485系ひばり」「やまびこ」などが発着していました。

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1972年10月、上野駅で撮影した485系 「ひばり」

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品川と尾久を結ぶこういった配給列車も見かけました。 鶯谷

新幹線建設で1983年1月以降、線路が途切れてから、32年。今回の開通では常磐線に関しては品川までですが、宇都宮・高崎線系統は東海道線と相互に乗り入れて、かなりの長距離運用が実現します。

時刻表によると、上野東京ラインを通って東京駅を通る列車の列車番号の末尾はEが付き、大宮方面が偶数、横浜方面は奇数となります。常磐線はHが付き、上野・品川方面が偶数、松戸、取手、成田方面が奇数となります。

今回の新ダイヤでは宇都宮線の快速ラピッド、高崎線の快速アーバンが東海道に乗り入れても東海道線内は普通列車となり、逆に東海道線快速アクティが宇都宮線に乗り入れる場合も普通となります。

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コメント

こんにちは~。モモパパです。
上野駅といえば僕の思い出は上野発の583系寝台特急「ゆうづる」(確か・・・・?)に乗った覚えが。
あと北海道へ卒業旅行に行った時臨時ブルトレに乗った覚えも。
何号だったかは忘れましたが。
EF58の牽引する配給列車。
今では見ることができなくなりましたね。

モモのパパさま、おはようございます。

やはり、上野駅というといろいろな思い出がありますよね。
同じターミナル駅でも、東京駅や新宿駅とはちがった雰囲気があり、庶民的な部分もかなり濃いと思います。

上野東京ラインの開通でそれがどう変わって行くのか、単なる中間駅になるのではなく東海道~宇都宮・高崎系と言う大動脈と常磐系と言う大動脈の分岐・合流駅のようになって行くのかなと感じています。

品川〜尾久の配給列車、ありましたね。

東京機関区のEF58 若番、番号が出ません!

スノープラウが装着されていた124

後に宇都宮運転所へEGを載せ、前面ガラスがHゴムに改造された154、

ロイヤルエンジン61が来ると、大騒ぎ、
そんな記憶があります。


希に東京機関区EF15 34が牽引したのも覚えています。

常磐線列車無線アンテナも装着されていていました。


秋葉原の野菜市場への貨物列車もありました。

準急豊島園さま、おはようございます。

わたしもあの配給列車、最初はどこから来るのかよく分からなかったのですが、東京駅では11番の機回し線を通過して行き、上野の高架ホームを通過して北上して行く姿を見ながら、南北両方の客車区を結んでいるのかと思いました。
>東京機関区のEF58 若番、番号が出ません!
といえば、49,68,88あたりでしょうか。
EF15などはステップが白く塗られているのが特徴でした。

おはようございます。

雑誌鉄道ファンの75年にEF58の特集、
鉄道ファンの別冊で直流電気機関車の特集がありましたね。


今夜、確認してみます(笑)。

49、68、88思い出しました!


久々に鉄の血が騒ぎます。

準急豊島園さま、おはようございます。

鉄道ファンの別冊「電気機関車快走」ですね。
わたしも、1975年3月10日の新幹線博多開業の改正で、山陽路の昼行特急が消えて、次はどうすればよいのかという空虚感がありましたが、あの本で機関車牽引貨物列車の魅力を感じたものです。

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