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2015年4月 1日 (水)

尾久車両センター公開 2014 その5 北斗星編成用荷物電源車

このシリーズ、前回はカシオペア編成用予備電源車カヤ27-501をご紹介致しました。今回は寝台特急客車繋がりで、「北斗星」編成用荷物電源車に触れようと思います。

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尾久車両センター公開で展示されていた「北斗星」編成用 荷物電源車カニ24 507 2014/11/15

「北斗星」の運転開始にあわせる形で、1987年から1988年にかけて
カニ24形0番台から2, 19, 21, 1, 5, 8, 20, 22, 24
(カニ24 1~8はマイクロスカート付き、9~25はスカートなしの形態でした)が改造され、カニ24 501-509となりました。

さらに、1990年にカニ24形100番台から113, 115が選ばれ、番号順にカニ24 510, 511に改造されました。

改造の内容は各種機器類の保温強化、機関吸気装置への雪切り装置の設置などでした。

外観的には銀色2本帯から金色3本帯に変更されました。配置は尾久、青森、札幌で「北斗星」「エルム」「あけぼの」「日本海」「出雲」に使用されました。これらのうち、5102000年にカシオペア用予備電源車に再改造され、カヤ27-501になりました。

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マイクロスカート付き 1次タイプのカニ24からの改造車 2005/6/18 大宮

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こちらはスカートのないタイプ カニ24 509 2005/11/6 大宮
スカートのあった1次タイプからの改造車も、500番台になってからスカートを切り取られたタイプもあり、最後までスカートが残っていたのは501のみでした。

2枚の写真、いずれも屋根の開口部は大きく、側面のルーバーもオリジナルのタイプです。

24_506_111001
カニ24 506 2011/10/1 尾久

この506や最初の写真の507のように、発電装置が

エンジン            DMF31Z-G → DMF15Z-G
発電機      DM95    → DM109

更新された際に屋根上のファンが2基に減り、側面のルーバーが埋められました。

一方、「北斗星」3往復体制や「エルム」の運用による電源車不足に対応するためマニ50形荷物車を種車として改造したマニ24形500番台も存在しました。

24_501_060305 マニ24 501 2006/3/5 大宮

24_502_030507 マニ24 502 2003/5/7 大宮

マニ50 2048 → マニ24 501
マニ50 2070 → マニ24 502   

501がJR東日本、502がJR北海道所属でしたが、501は2006年6月、502は2010年3月に廃車となりました。

24_500_141115
庫内に展示されていたカニ24 500(番号失念)は「出羽」のテールサインを掲出していました(私が写真に撮ったのは「出羽」だけでしたが、「あけぼの」「鳥海」「出雲」「夢空間」などと幕回しが行われていたようです)。

現役時代、カニ24100番台の「出羽」は見たことありましたが、0番台の「出羽」は見たことありませんでした。

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