広島・四国西南部旅行 広島編 その3 広島電鉄 part 6 5000形
2014年12月の広島・四国西部旅行で撮影した広島電鉄の車両、前回は3900形でしたので、順番的には3950形なんですが、同車には遭遇しませんでしたので、今回は5000形に行き増す。
一応、3950形がどういう車両かと言うことを簡単に記述すると、アルナ工機製造で1997年から1998年にかけて6編成製造されました。Green Liner最後の形式でヘッドライトが2灯式から4灯式となり、ロービームとハイビームを別々にした点灯方式で、ロービームライトは鉄道車両としては初のプロジェクター式ヘッドランプ方式となりました。導入当初は市内~宮島線直通運用に就いたそうですが、2014年現在は宮島線専用になっているようです。もし、再度広島を訪問する機会があれば、撮影したく思います。
ということで、本題の5000形です。
広島駅前に到着する5006編成 2014/12/18
5000形は1999年から2000年にかけてドイツジーメンス社で12編成が製造されました。Green Moverの愛称を持っています。また我が国では鉄道伝説でも取り上げられていた熊本市交通局9700形に次ぐ2例目の100%低床電車です。A~Eの5車体を6つの車軸で支える5車体6軸式の関節式連接車で、車体はACEDBと命名され、両端のAB車体が動力車、中間のE車体に付随台車、CD車体が両側の車体に支えられた浮き車体となっています。編成全長が軌道法で定める30mを超えているため、国土交通省の特認を受けているそうです。
広島駅前で発車待ちをする5006編成 2004/12/18
客用窓は固定式、扉はプラグ式で左側面はACD車体に右側面はCDB車に扉があります。前面ライト下のスカートは取り外し式で中に非常用の連結棒が格納されています。
パンタはシングルアーム式をCD車体に搭載し、制御装置はPWM IGBT-VVVF方式を採用し、装置一式は屋根上に搭載されています。駆動方式は100kwモーターの出力を直角中空軸積層ゴム駆動方式で伝達しています。営業最高運転速度は60km/hです。
制動装置は、回生ブレーキ優先発電ブレーキを常用し、非常用として電磁吸着式のトラックブレーキを備えています。
5010編成 2014/12/19 八丁堀電停にて
外国製であるが故、部品の調達に苦労しているようで、5007号を休車にして部品取り車両にしているそうです。
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こんにちは~。モモパパです。
広島電鉄の車両もかなり近代的な車両が増えましたね。
もはや僕が家族旅行で広島に行った際に乗った車両は走ってないのかな?と思うぐらいです。
かれこれ25年前ぐらいの話ですが・・・。
原爆の被爆車両は残ってるのでしょうか。
投稿: モモのパパ | 2015年5月 4日 (月) 07時45分
B767−281様 こんにちは。この電車「外車」だったのですか。低床でなかなかスタイルも良いので私み何枚か写しています。部品確保難儀とは!そういえば京急の2100も機器更新で国内産の制御器に変えていますね。巷ではドレミ音が聞けなくなると言われていましたが。5000も将来的にはそういうことが必要になるかもしれませんね。では、お邪魔いたしました。
投稿: 細井忠邦 | 2015年5月 4日 (月) 12時54分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
わたしも1980年代以来、久しぶりに広島訪問の機会に広島電鉄を撮影しましたのでホント久しぶりで、以前に撮影した車両は引退していたようでした。
被爆電車は今でも特別なときに運転されるようですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年5月 5日 (火) 05時50分
細井忠邦さま、おはようございます。
そうなんですね、Siemens社の車両と言えば,本日のSan Diego Trolleyもそうですが、やはり世界中で走っているようですね。
インバータの交換と言えば、JR常磐線のE501系も交換されており,名物だったあのドレミファ音が聞けなくなって久しいです。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年5月 5日 (火) 05時53分