パリの6つのターミナル駅巡り リヨン駅 6 SNCF BB 7200 電機
パリのターミナル駅巡り、相変わらずリヨン駅ですが、前回でリヨン駅のTGVは全てアップしたので、今回からは在来線です。
番号は不明ですが、1986年6月にリヨン駅で見かけたBB7200です。(追記:公開後、おいちゃん様から交直両用の22200ではないかとのご指摘を戴きました、確かに正面の番号をよく見ると22と見えますのでこれはBB22200タイプであるとおもいます)。
最初にご紹介するのはBB 7200 タイプの直流電気機関車です。これは直流1500V用の電機で、Nez (壊れた鼻)、我が国ではゲンコツスタイルとして有名なタイプです。フランスの場合、同じスタイルで電源の仕様が異なる3タイプが存在し、交流バージョンはBB15000、交直流バージョンはBB22200となっています。直流と交流の形式番号を足して、交直流の形式番号にしているところが面白いですが。これらの3形式で最初に製造されたのは交流用のBB15000で、1971年から製造されました。製造会社はいずれもアルストム・MTE社です。
製造年 1976-1985
軌間 1435mm
車体長 17.48m
主電動機 TAB 674 2基 1台車1モーター方式
最高時速 160km/h
100km/h 7201-7235, 7343-7380, 7411-7440
200km/h 7261-7263
出力 4,040kW
牽引力 288 kN
制御方式 サイリスタ、電機子チョッパ方式
南フランスのモンペリエ駅で見かけたBB7295 2009/3/8 後ろの客車はスペイン直通のタルゴ列車です。
同じくモンペリエ駅で客車列車を牽引するBB7283 2009/3/8
重連で貨物列車を牽引するBB7249他 2009/3/8 モンペリエ
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コメント
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b767−281様 お早うございます。昨日の地震はいかがでしたか。わたしは職場の仲間と地下のお店にいましたが、一瞬総立ちでした。(笑)さてこのフランスシリーズも楽しみにしています。形式番号がそのような決まりとは知りませんでした。お国によっていろいろですね。そんな謎解きも楽しいですね。ではまた、失礼いたしました。
投稿: 細井忠邦 | 2015年5月31日 (日) 09時47分
細井忠邦さま、こんにちは。
わたしは昼間は暑い中、鉄道撮影に出かけていたのですが、あの時間は自宅に戻っていました。つくばでも異常に長くしかも長周期、低周波の揺れが長く続きこのまま家が倒壊するのかと一瞬感じました(ちょっとオーバーですが)。
それにしてもフランスの電機の形式名面白いですね。直流、交流タイプ、両方の数字の合計で交直流の形式になっているなんと冗談きつすぎ、ですね(笑)。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年5月31日 (日) 12時20分
はじめまして、日本と外国の鉄道模型を多々収集、かつ調整しながら楽しんでいる山梨県在住の「おいちゃん」と申します。B767-281さんの写真の中で1986年6月にパリ、リヨン駅で撮影された写真ですが、
テールライト内側のナンバーのところにうっすらと22xxxとナンバーが・・・ですので、こちらはBB7200ではなくて
交直両用のBB22200ではないかと思います。このBB7200、15000、22200はまったく同じ車体ですが、
側面からは区別できるそうで、直流用BB7200は><というパンタグラフの向きになっていて、交流用の
BB15000は>もしくは<こういう向きでパンタグラフは1個だけ、最後に交直両用機BB22200はパンタグラフ
が>>もしくは<<と同じ方向に揃います。いずれにしても車体が同じなのでややこしいですね、写真が綺麗なので、それだけが気になったものですから投稿させていただきました。
投稿: おいちゃん | 2015年6月 3日 (水) 23時09分
おいちゃんさま、はじめまして。
貴重なご指摘ありがとうございます。
リヨンのあの車体はBB22200でしたか、私は直流区間だし、番号をきちんと判読しようとせずに7200と思い込んでおりました。
確かに交直両用機の入線はあり得ますので、BB22200だったのですね。早速、修正しておきます。ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年6月 4日 (木) 05時02分