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2015年6月17日 (水)

江ノ電を撮る 車輌編 その1 保存車 100形

このシリーズ、前回の記事では江ノ電の歴史と藤沢から鎌倉までの路線、停車場の変化について纏めました。今回からは、車両を形式毎に追ってみようと思います。

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100形 107号 保存車 2014/12/30 由比ガ浜公園

現在、江ノ電で活躍している車両はすべて2両1組の連接車で、それらが単編成もしくは2編成をつなげた重連で運行されています。しかも全てオリジナル車両であり、300形305編成東横車輌工業(現・東急テクノシステム)で製造された以外はすべて東急車輌製造(現・総合車輌製作所)製となっています。

107_141230
屋根上には懐かしいポールが

現有車輌は  300形 1000形 2000形 10形 20形 500形Ⅱ となっており、この順番で写真を紹介して行こうと思います。

一方、過去帳入りした車輌では600形601号宮の坂の保存車の記事で、651号玉電の歴史の記事で紹介しているので、今回は鎌倉市由比ガ浜公園で保存されている100形107号から紹介して行きたく思います。

100形電車は江ノ電初のボギー台車採用の車輌で1929年101-104号車が雨宮製作所1931年105形105号が川崎車輌で、106形106-110号車が新潟鐵工所で製造されました。101-105と106-110では車体長が異なり、ドアの構造や床面の高さも異なりました。これらオリジナル車輌以外に他社から譲渡された車両も100形に組み込まれました。100形は単車で活躍することから「タンコロ」という愛称で呼ばれました。

111-112 
1924年汽車製造(現:川崎重工業)製の高床式木造車、1934年 西武新宿軌道線から譲渡 
111号は1948年廃車、112号は1953年、都電150形の車体に換装し、1956年連結車化改造を受け、201(二代目)に。
 
113-114(初代) 
目黒蒲田電鉄のデハ15,16を1937年に譲受
113号、114号(初代)は1954年、北陸鉄道へ譲渡。

113-114(二代) 
1953年、王子電気軌道出身の都電154、155号の車体と都電杉並線261,262号の台車を組み合わせた。
1956年に連接車改造、300形301編成。 

115  1939年 廃止となった京王電気軌道八王子線(旧 武蔵中央電鉄)6号を譲受
    1956年廃車 栃尾電鉄ホハ23として譲渡

116-117   
1939年 東京横浜電鉄玉川線より、車体更新によって余剰となった車体と京浜電鉄から台車を譲受して組み合わせて落成
1958年 116号 1956年 117号 廃車

1930年代から終戦直後にかけては江ノ電のホームが低かったため、ドアにステップがついておりましたが、1955年に各駅のホーム嵩上げ工事が完了し、ドアを改造し、ステップが撤去されました。

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1957年には輸送力を強化する目的で、101-104が、1958年には106と109が連接台車構造の300形に改造されました。105号は1970年に600形が入線した際に110号は1974年の藤沢駅高架化による600形出力増強でモーターを供出し、休車となり、1979年に廃車されました。107,108号もATSが搭載できないため1980年に廃車されました。

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昨年暮れに訪問しましたが、ちょうど修復中で内部には入れませんでした。

潮風を受ける海岸そばに設置されているため、車輌の維持は大変かと思われます。

他に108号が極楽寺駅近くの検車区構内の専用保管庫に納められており、年に一度、12月頃のイベント「タンコロ祭り」で公開されますし、先日のブラタモリ鎌倉後編でも走行シーンが放映されていました。

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100形108号 模型 2014/12/18 広島交通科学館

昨年暮れに訪れた広島交通科学館にも100形の模型が展示されており、こちらはピューゲルのスタイルでした。

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江ノ島駅の待合室の棚にも100形の模型が飾られています。 2014/12/30

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民鉄:江ノ電」カテゴリの記事

コメント

b767ー281様おはようございます。タンコロ、前に江ノ島駅の側線?に留置されているのを、見た記憶があります。黒澤明の『天国と地獄』に出演しているのはこの形式でしょうか?モニター屋根だったような気もします。見直してみたい、と思います。やはり潮風、心配ですね。では失礼致します。

細井忠邦 さま

おはようございます。
同じ100形ですが、108の方が引退後しばらく江の島駅に留置されていたようですね。「天国と地獄」に出て来る電車、わたしもあの映画もう一度見てみたく思います。しまってあるDVDを引っ張り出すのがやっかいなんですが(笑)。

こんばんは。

108は動態保存されていますが、107はこんなところに展示されていたのですね。私は引退の話が出た1980年に乗りに行って、この107の方に乗った事が有ります。親が撮った写真が残っています。108は車庫に居て、それも見てきました。

ブラタモリを見て、まだ108が動く状態である事を知り、懐かしく思っていたところでした。

MiOさま、おはようございます。
お久しぶりです。

そうですか、1980年の引退の際に乗られたのですね。

私は1974年に江ノ電に乗っているのですが、あの頃はまだ国鉄専門といった感じで、写真を撮っていなかったのが今から思うと残念であります。

江ノ電100系107形ですか。
この車両。
ピカピカに保存されたますね。
どこに保存してあるのでしょうか。
現役時代はつりかけモーターを唸らせて走ってたんだと思うとよくぞ保存してくれたと思います。

b767ー281様おはようございます。本日の300形の記事で思い出しました。まさにこの107号、『天国と地獄』に出演していました。海岸沿いを行くシーンです。もちろんポールつきです。昔の映画は街並みもさることながら登場する交通機関が懐かしく、いいですね。またまたお邪魔致しました。

細井忠邦さま、おはようございます。

「天国と地獄」のシーン確認ありがとうございます。
やはり107号でしたか。

仰る通り、昔の映画を観るとその頃の懐かしい交通機関を見ることが出来て楽しいですね。そういったシーンばかり集めたDBというのも楽しいかなと思います。

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