尾久車両センター公開 2014 その10 485系 ジパング
2014年11月15日の尾久車両センター公開の話題、今回は485系改造のジョイフルトレイン「ジパング」です。
ジパング車内見学にならぶ人々の列 2014/11/15 尾久車両センター
この車輌、2014年9月6日の「郡山車輌基地まつり」でも展示されており、改造の経緯等については既に紹介しています。今回は車内見学の機会がありましたので、そちらを重点的にレポートします。
クハ485-704の側面に表示されたジパングのロゴ
Zipanguとは中世の中国語で日本国を発音した音が語源で、Japan/Japon/Giappone/Yaponiya などの日本を意味する言葉の語源と考えられています。マルコポーロがヨーロッパに戻った際に日本のことをCipangu (あるいはChipangu)と紹介したのも有名です。
車内ですが、1,4号車が展望車、2,3号車が普通車で、1号車に乗るとすぐに上の写真のような数面のディスプレイがあり、沿線の観光地紹介がなされます。展望車の連結面側がこういった通路になっています。
座席は外向きにセットされており、窓際にはテーブルも用意されています。
展望車らしく座席からも前方がよく見えるように工夫されています。
運転台の計器類は種車(クロ485-4←クハ481-34)の計器がそのまま引き継がれています。
クハ481-34は1969年7月に東急車輌で製造、向日町に配置され、山陽・九州・北陸特急で活躍、1975年3月の改正で鹿児島に転属、「有明」、「にちりん」などで活躍後、1985年2月に勝田に転属、常磐線特急「ひたち」で活躍しました。1997年9月定期運用から離脱、12月に新前橋に移り、「やまなみ」の種車となりました。九州時代と最晩年のひたち塗装時代の写真は「ボンネット特急の世界へようこそ」のサイトにあります。
1号車 展望車内
一方、2,3号車普通車は従来の485系のスタイルでシートはこのようなモケットのシートに置き換えられています。
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