広島・四国西南部旅行 広島編 その3 広島電鉄 part 8 1000形(二代目)
2014年12月の旅行で撮影した広島電鉄の電車、今回は最新の連接車で2013年から運用を開始した1000形(二代目)です。
1001号車 2014/12/18 本川町
この塗装は開業当初の初代100形をイメージしたアニバーサリー・レッドと称するオリジナル塗装で、中央部に100周年の祝杯をモチーフにしたアクセント塗装が施されています。
初代の1000形は宮島線用高床車(広島瓦斯電軌)C形として1922年に2両導入され、1939年に1000形に改番されました。C形1号車は1000へさらに1951年に1001に改番され、さらに1018として1966年廃車となり、2号車は千田町車庫火災で被災後、1941年に1041号として復旧し、1980年まで在籍しました。
広島駅前に進入する1004号車 2014/1219
こちらは標準色です。
2012年8月24日に広電は運賃の値上げを発表し、それに合わせて124両の車両のうち48編成が製造から45年以上経過しているので、2027年までに40編成を超低床式車両に置き換えたいと発表しました。このあたりの流れはSan DiegoのTrolleyと似ております。さらにこれまで超低床車両が運行されていなかった白島線や横川-江波間において2013年1月から2月を目途に短い編成の超低床車両を導入すると発表しました。編成の車番が1000番台に、愛称が1001号をPiccolo、1002号をPiccolaとすることが発表され、2013年1月8日に1001号車が三菱重工業三原製作所から搬入、下旬に1002号車も搬入されました。
2013年度は3編成まで導入され、3編成から愛称はGREEN MOVER LEX (Light Excursionからの造語)となりました。2015年2月までに8編成が投入されています。最初にサイズの大きい超低床車両が導入され、その後、小さい超低床車両が導入されているところもSan Diego Trolleyの3000形、4000形の流れとよく似ています。
1005号車 2014/12/18 本川町
製造は近畿車輛・三菱重工業・東洋電機製造が担当し、広島電鉄との共同開発で5100形に続くJTRAMシリーズとのことです。定員は86名、着席定員33名で乗車口を中央部に、降車口を運転席前方に設置しました。5100形の5車体3台車に対して、3車体2台車の連接構造になっています。上の写真のように、中間の車体は両端の車体に支えられて浮いた状態になっています。
車掌台は設置されておらず、ワンマン運転を前提とした設計となっています。
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この頃の広島電鉄の車両は垢抜けた車両ばかりですね。
僕的には吊り掛けモーターを唸らせて走る車両が好きなのですが。
でも実際に利用する乗客の為には新しい車両が必要なんでしょうね。
今時エアコン無しではさすがに辛いですから。
投稿: モモのパパ | 2015年6月 6日 (土) 06時36分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
広島電鉄の車輌、次回からは単車編に移りますが,こちらは結構古そうな車輌が頑張っていましたよ。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年6月 6日 (土) 22時04分