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2015年6月 1日 (月)

東海道新幹線開業から50年 その17 700系 JR西日本B, C編成

1964年10月の東海道新幹線開業から50周年を迎えた昨年秋から、東海道・山陽系で活躍してきた車輌系列に従って、見てきましたが,今回はJR西日本に属する700系です。

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B編成をアピールしている運転台下のシンボルマーク 2015/5/3 東京

これらにはJR西日本が独自に製造した3000番台、B編成とJR東海が製造し、300系置き換えのため、2011年度にJR西日本に譲渡されたC11~C18編成と前回の記事で紹介した7000番台、E編成があります。

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東京駅で折り返すB2編成 2015/5/3

JR西日本は500系投入後、0系ウエストひかり」のグレードアップをはかり、2000年には700系7000番台ひかりレールスター」を投入しました。東海道・山陽直通の「ひかり」には100系300系が混用されていましたが、最高速度に差があることから100系の置き換えのために700系が投入されることになりました。

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B5編成 2015/5/3 東京駅 リフティングジャッキで車体を持ち上げる際に腕が入るための穴があるのもB編成の特徴

700系B編成3000番台として、2001年に登場しました。基本性能はC25編成以降の後期車に準じていますが、300系のときと同様にインテリアに独自性が出されました。シートは500系のものが導入され、モケットの色もC編成の普通車がブルー系なのに対して紺系、グリーン車はブラウン系になりました。東海の車輌が明るいインテリアとすれば西日本の車輌は落ち着いたインテリアとなりました。

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田町付近をゆくB11編成 2015/5/10

走行系機器類、車内設備の部品は500系や700系7000番台と共通化をはかり、台車もC編成がTDT204、TTR7002 コイルバネ併用円筒積層ゴム式ボルスタレス台車であったのに対して、WDT205A、WTR7002 軸梁式ボルスタレス台車となりました。歯車比も500系と同じ2.79 (0番台は2.96)であるため、加速特性が異なるので制御装置側で調整しています。

行き先表示器はC編成が幕式であるのに対してB編成は3色LEDによる電光式になりました。

15本製造され、その製造年次は以下のようでした。
B1~B3 2001年
B4~B7 2002年
B8~B12 2003年
B13 2004年
B14、B15 2005年

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東京駅に到着するC13編成 2015/5/3

JR東海からJR西日本に譲渡され活躍中ですが、B編成のようなロゴはなく、またジャッキアップ用の穴を開ける改造もなされていません。

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横帯下の表示がJR西日本になっている点のみが変化です。

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