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2015年6月24日 (水)

九州鉄道記念館訪問 その6 クハ481-603

2004年10月の九州鉄道記念館訪問、今回はクハ481-603です。

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「にちりん」のヘッドマークを付けて静態保存されるクハ481-603 2004/10/17 九州鉄道記念館

この車両は元々クロ481-5として1969年6月27日、日本車輌で製造され仙センに配置され、東北特急、「ひばり」「ひたち」「やまばと」「あいづ」「やまびこ」などで活躍しました。

元来、東北特急にクロが製造されたのは、食堂車と一等車を同時に連結し、板谷峠を越える特急「やまばと」のMT比2:1を保ち、特急「あいづ」の磐越西線におけるホーム有効長の関係から9連以内、という難題解決のための窮余の策でした。

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クロ481-5を先頭にした特急「あいづ」編成 尾久

番号判断の根拠は後述のライトケース下の外気取り入れ口ルーバーのスリットの形態です。

1968年10月のヨンサントウ改正用に1968年6月クロ481-1~4が新製され、9月末にかけて、サロ481-19~25に運転台を取り付けたクロ481-51~57が誕生し、1969年6月に増備で-5だけが新製されています。1969年6月というのはクハ481-30以降が製造された時期(*)と一致します。その後、1971年6月クロ481-1011972年2月までに102~104が増備され、東北特急のクロは16両体制で活躍しました(関連記事)。

(*) クハ481-29   1968/6/3,     -30  1969/6/27
因みにクハ481-1~8 が1次 (1964/10)  9~28 が2次 (1965/6-8) 29 が3次 (1968/6) 30~36が4次 (1969/6-9) 37,38 が5次 (1970/3) 39,40 が6次 (1971/3)

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現役時代のクハ481-603  1985/4/19 博多 

その体制が崩れたのが1975年夏の長崎・佐世保線電化開業による特急「かもめ」「みどり」の誕生でした。このとき登場した「みどり」は国鉄史上最短の4両編成の特急で、グリーン車を連結させるため、小倉・博多より先頭がクロとなりました。そのために、1975年5月から6月にかけて仙センからクロ481-1,2,51~57が門ミフに転属し、1982年9月から12月には101~104が転属し、3~51983年10月に格下改造を施されクハ481-601~603となって鹿カコに転属し、仙センからクロ481は一掃されました(関連記事)(関連記事2)。

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番号表記や妻面の表記

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車内の様子 昔、特急電車の指定席に乗り込むワクワク感があります。

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このタイプのエアコンの吹き出し口は181系「はと」や「とき」に乗った時も同じだったような

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この車輌のライトケース下、ボンネットに外気を取り込むルーバーの形はクハ481-30以降の4次車と同様の縦スリットになっています。0番台のクロでは5のみが製造時期からこの形態であったと思われます。

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「ひたち」に連結されたクロ481 ルーバーのスリット形状が横型
クロ481 基本番台、50番台のうち、5以外はこのタイプだったと思われます。

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コメント

b767ー281様おはようございます。ボンネット横のスリット形状は181系の同時期に増備されたクハ181-109、クハ180-5と同じようです。やはり1969年度の新製です。なかなか綺麗に整備されていて、良いですね。機会があれば是非訪ねてみたいです。お邪魔致しました。

細井忠邦さま、こんばんは。

181系の場合も,最終増備のクハ181-109とクハ180-5が縦スリットになり、しかもこの2両はなんとクハ481-501、502に改造されたのですね。思えば、181系でも製造年次が新しかったため、485系一族に加わったのですね。

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