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2015年6月18日 (木)

小菅の複々線を走る様々な列車達 東武の車両編 1 100系 スペーシア 1

小菅あたりの複々線を通過する列車のシリーズ、まずはスカイツリーライン、伊勢崎線、日光線で活躍中の東武鉄道の車両、優等列車に使用される、日光線・鬼怒川線特急のスペーシア100系です。今回の記事では登場からリニューアル前までについて触れます。

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春日部駅に到着するスペーシア 2011/12/4

1720dlc_140716 1720系 DRC 2014/7/16 東武博物館 

100系1720系(デラックスロマンスカー(Deluxe Romance Car 略称:DRC))の後継として1990年6月1日に営業運転を開始し、1991年までに6両編成9本がアルナ工機と東急車輌製造で製造され、1991年9月1日までに1720系を置き換えました。

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伊勢崎線、日光線の分岐点 東武動物公園駅に進入するスペーシア編成 2011/11/4

車体は東武初のオールアルミ合金製で軽量化、低重心化が図られました。客室内の静粛性に配慮した結果、床の厚さは1720系の50mmから130mmに厚くなったそうです。登場時の塗装は,6050系の塗装に倣ったものでした。

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藤岡~静和間を行く102編成 2010/5/8

制御システムはGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御でインバータ1基で8個のモーターを制御する1C8M方式です。我が国の有料特急電車で インバータ制御方式が導入されたのは100系が最初でした。25‰の勾配と曲線が続く日光線北部の運転条件に適合させるため全電動車方式となっています。 駆動方式はTD継手式平行カルダン方式で歯車比は85:16 (5.31) です。

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下今市を発車する上り列車 101編成 2011/11/4 

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第5編成 105-3のインバータ装置 2011/12/4 南栗橋車両工場(イベント公開時)

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台車は1本リンク式のボルスタレス式台車(TRS-90型)で軸箱支持方式はSUミンデン式、固定軸距は2300mm、乗り心地改善のため、105-109編成にヨーダンパが取り付けられ,後年全編成に取り付けられました。

ブレーキシステムは回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(HRDA-2)で常用ブレーキ時に回生ブレーキを併用し,非常ブレーキ時には発電ブレーキを常用します。

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床下の空調制御箱
空調装置はヒートポンプ方式集約分散型を採用し,各車に3基ないし4基搭載しています。補助電源装置はDC-DCコンバータ(SCV)と静止形インバータ(SIV)を組み合わせた容量140kVAのものを両先頭車に搭載しました。

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汚物処理装置

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これらの床下写真は2011年12月4日の「東武ファンフェスタ」に参加した際、更新のために入場中だった105編成の床下写真を撮ったものです。同編成は後に「」カラーで出場しました。
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栗橋駅に設けられたJR~東武連絡線を通過するスペーシア 2006/7/9

2006年3月のダイヤ改正で日光線栗橋駅でJR東日本に乗り入れ新宿~東武日光・鬼怒川温泉を結ぶ直通特急が設定され、106-108編成にATS-P車上装置、JR用列車無線装置、EB・TE装置が取り付けられました。さらに座席番号表示ステッカーや個室車両にグリーン車マークが貼り付けられました。

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東鷲宮~栗橋間を行く スペーシア100系 2012/3/25

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民鉄:東武鉄道」カテゴリの記事

コメント

こんにちは~。モモパパです。東武鉄道スペーシア100系。僕、学生時代に入ってた野球サークルの夏合宿に参加するために合宿が行われた日光まで乗った覚えがありますよ。浅草から日光まで快適な乗り心地でした。

モモのパパさま、おはようございます。

スペーシア、乗られましたか。早いもので登場して,25年近く経つのですね。東武の事業計画では新しい特急車両の導入も発表されており,これからどうなるのかも気になるところですね。

B767さん、おはようございます(^^)お邪魔いたしますm(_ _)mスペーシアが登場して、今年で25年なんすか‼︎現在のスペーシアって、春日部駅に停車するんですね。いつ頃から春日部駅はスペーシアの停車駅になったのかが気になるわ。

マスダっち1971さん、こんばんは。

春日部駅は最初は粕壁と書いたのですね。ところでスペーシアの停車はWkikipediaによると

1999年(平成11年)3月16日 - 特急スペーシアの一部列車停車開始。
2001年(平成13年)3月28日 - 特急スペーシアの全列車停車開始。

とのことです。

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