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2015年7月 8日 (水)

江ノ電を撮る 車輌編 その2 300形 305-355

江ノ電の現役車輌では最古参なのが、300形305-355の1編成が現在も活躍中です。

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淡く富士山が見える日曜日の朝 355 峰ヶ原信号所 2015/5/24

現在、江ノ電の車輌はすべて連接車となっていますが、この方式の嚆矢となったのが300形でした。300形は1956年から1968年にかけて、従来から使用されてきた路面電車タイプの直接制御・単行専用半鋼製ボギー車を改造したもので最大で6編成12両が在籍しました。

6編成とも種車や改造手法が異なったため、形態はバラバラだったそうです。ただ、改造後は間接自動進段制御、総括制御付き、電磁SME制動となったで、重連運転や同時期存在した初代500形との併結運転も可能となりました。

1編成のみ残った305-355編成は、冷房装置も搭載し、室内は更新され、高性能化されており、1000形以降の形式とも併結運転が可能となっています。

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腰越駅にて 305 2014/12/30

305-355編成京王デハ2000形(初代)2008の台枠を購入し、1960年に300形として増備されました。車体は東横車輌工業(現 東急テクノシステム)製で、当初は前照灯は正面窓上に1基埋め込まれていました。1980年に二灯化されました。台車はそれまでの300形は既存車輌の使い回しでしたが、305-355編成は東急車輌製のエリゴバネ式の新造台車TS418(電動台車)、TS419(付随台車)を履きました。それまでは2車体で同一番号を付けていましたが、1960年の運輸省通達でこの編成から鎌倉方が+50の番号となりました。

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クルマに割り込まれてしまいましたが、江ノ島~腰越の路面区間を行く305-355編成 2014/12/30

更新改造は1989年に施工され、床下機器が2000形と同一のものと交換され、カルダン駆動の冷房車となりました。但し、床は板張りのまま残されました。

1998年主制御器を1500形以降のものと同型に交換、ブレーキ装置を電気指令式HRD-1に取り替え、1000形以降の車輌と併結が可能となりました。
2006年には自動放送装置も搭載されました。

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民鉄:江ノ電」カテゴリの記事

コメント

こんにちは~。モモパパです。
江ノ電。
味のある鉄道ですね。
海沿いを走ったり家ギリギリのところを走ったり。
僕の好きな鉄道です。
300形ですか。
吊り掛けモーターを唸らして走ってるのでしょうね。
吊り掛けモーターの車両は全国的にも少なくなりましたね。

モモのパパさま、おはようございます。

仰る通りですね。305-355編成は江ノ電の魅力、満載のイメージリーダー的車両であると思います。

B767さん、おはようございます(^^)【江ノ電】って…全線が単線なんすか⁇駅によっては交換設備もあるんですよね⁉︎路面区間っちゅうのは…江ノ島〜腰越のみなんすか⁇

マスダっち1971さま、おはようございます。

江ノ電は全線単線で、行き違いが出来る駅は
鵠沼、江の島、稲村ヶ崎、長谷となっており、あと駅間で峰ヶ原信号場で行き違いが行われています。路面区間は江の島~腰越間のみですね。

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