京急ファミリー鉄道フェスタ2015 part2 湘南電鉄 デ51号
2015年5月24日の京急ファミリーフェスタ、今回も保存車の話題で、デ51号です。
デ51 2015/5/24 京急ファインテック
1924年に京浜電気鉄道が東京市電乗り入れに備え、汽車会社(現 川崎重工業車輌カンパニー)で51号形として、51-70の20両が製造されました。
基本構造は1922年製造の41号形 (41-50) とよく似ており、京浜電鉄としては最初の半鋼製で丸妻、正面5枚窓、片側三扉となりました。
ブリル27-MCB-2形 台車
主要機器はアメリカ製で制御機はウェスティングハウスのHL式、モーターはGE263形65PS4台、台車はブリル27-MCB-2形でした。
最初はバッファー付きのリンク連結器でしたが、1926年にウェスティングハウス製K1A連結器に変更し、1928年から41号形と連結運転を開始しました。1937年には51号形からデ51形に改番、1939年にはトロリーポールからパンタグラフ集電に変更となり、ドアエンジンも装備されました。
1942年大東急発足に伴い、デハ5140形に改番、1947年、品川~横浜間1500V化に伴い、デハ5146、5149、5151-5160を制御車クハ5140形に改造、5146、5147は戦災で焼失しましたが、付随車として復旧しました。1948年、京急として分離後は140形と再改番、付随車化された際に外された電装品の一部は東急玉川線デハ1形に流用されました。
東急デハ1はこんな車両でした。 2015/2/14 東急電車とバスの博物館
1951年、大師線の1500V化で残ったデハ140形もクハ140形に改造され、デハ230形、デハ290形と組んで活躍しました。
1960年代、1000形の増備で、1964年から1965年にかけて、全車廃車となりました。
現在はリンクバッファー連結器、ポール集電に戻されています。
クハ141が解体を免れ、京急創立80周年記念で、原型に復旧され、保存されるようになりました。
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コメント
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こんにちは~。モモパパです。
デ51形。
さすがに時代を感じさせるデザインですね。
正面5枚窓。
以前名鉄にも岐阜市内線で正面5枚窓の510形520形が走ってましたが。
それにしてもピカピカの状態で保存されてますね。
歴史的価値がある車両だな~と思います。
投稿: モモのパパ | 2015年7月 8日 (水) 03時48分
モモのパパさま、おはようございます。
そうですね、わたしもこのデ51、となりのデ1とならんでよくここまで整備して、きちんと復元したものだと思いました。これらの車両を見ることが出来ただけでも参加の価値を感じました。
名鉄の510形520形もなかなか素晴らしい丸みというかレトロ感を持っていますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年7月 8日 (水) 04時52分