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2015年8月10日 (月)

速報版 2015夏の旅行 広島・山口・島根編 4日目 その2

旧大社駅は出雲大社の門前町に相応しいように純日本風の木造平屋建てで造られています.。

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この駅舎は曽田甚蔵氏の設計です。屋根の中央には千鳥破風が取り付けられ棟には鴟尾(しび)が乗り、各破風には懸魚(げぎょ)が付けられています。

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高尾駅北口駅舎 2013/5/18

中央線高尾駅の北口駅舎も同氏の設計とのことです。明治から昭和にかけて日本を代表する建築家、建築史家の伊東忠太氏もお墨付きを与えた建築だそうです。

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駅舎に関する説明

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天井は高く、大正風の灯籠型和風シャンデリアが30個備え付けられています。左手は一般待合室。

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出札口の横に二等待合室

昭和初期まで、2つの待合室が使い分けられていたそうです。

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出札口

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マネキンが国鉄・JRの夏・冬の制服を着てお出迎え

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廃止時点での運賃表

大社駅から東京都区内まで 
山陰線経由 11120 円 福知山線経由・伯備線経由 11740円 
参考に現在の運賃を計算すると出雲市から智頭急行経由で乗車券片道12640円です。また、1974年12月時点で,松江・大社ミニ周遊券では東京発で7500円、学割6000円で、有効日数 10日でした。

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発車時刻表 出雲市駅からの接続列車も書かれています。

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観光案内所もあり、建物内部の様式に合わせて造られていました。

駅ホール横のスペースには国鉄時代のヘルメット、タブレット、伯備線電化開通時の記念物などが展示されていました。

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こちらは団体用改札口

ホームには線路も残っており、写真にあるように2001年7月、旧大社町合併50周年を記念し、出雲大社神苑内から移設したD51774号機が構内に展示されていました。この機関車については保存車両のシリーズで触れます。

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コメント

旧大社駅と高尾駅は同じ人物の設計だったんですか。そういわれればどことなく似てるような気がしますが。
どちらにしても両駅舎は時代を感じさせますね。旧大社駅はそれが如実に現れててまるでタイムスリップしたような気になります。
これだけの歴史的建造物を路線廃止されたからといって取り壊さなかったことに拍手を送りたいぐらいです。

モモのパパさま、こんばんは。

>これだけの歴史的建造物を路線廃止されたからといって取り壊さなかったことに拍手を送りたいぐらいです。

わたしも全く同感です。立派な駅舎を残すことで今は立派な観光資源になっています。

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