速報版 2015夏の旅行 広島・山口・島根編 4日目 その8
2015年8月4日、川跡から3000系3007-3017編成に乗車し、雲州平田駅で途中下車し,次の電車まで駅構内、及び周辺を見学しました。昨日の記事では駅周辺について触れましたが,今回は駅構内の様子です。
雲州平田を出発する3000系3007-3017編成 2015/8/4 雲州平田
この時点では3017が後ろであることを憶えておいて下さい。一昨日の松江しんじ湖駅での写真は3017が駅寄りになっていました。なぜこうなるかは後日の記事で。
雲州平田駅は1~3番線まであり、通常は1番線を使っていますが,列車交換のあるときは1,2番線が使用されます。3番線には休憩中の車両が停車し、それ以外に3本程度、線路があり、車庫に通じています。デハニ53の体験運転線路はさらにその南側に用意されているようです。
写真の奥に線路をくぐる地下通路があります。それを使って2,3番線に行くと
2104-2114編成 「ご縁電車」しまねっこ号で元京王5000系であることがよく分かるスタイルです。元クハ5718、クハ5768です。
さらにその隣の線路には
2103-2113 編成 「楯縫」 デハ5121、クハ5766です。
車庫の中には2101-2111編成 デハ5119、クハ5869です。
京王5000系オリジナル塗色が検査中なのか分離状態で停まっていました。
5009-5109編成も一番奥の線路に停まっているのが見えました。
そして1041発の電車としてやってきたのは2102-2112編成 旧一畑塗色でした。
2100系は1994年から1995年にかけて一畑電車の近代化のために京王帝都電鉄の5000系を京王重機整備で改造し、導入しました。デハ2100形(Mc1)-デハ2110形(Mc2)の2連4本となり、初めての冷房装置、カルダン駆動装置、発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキを装備した車両となりました。
導入当時はイエローをベースに側窓下が白、貫通扉・側扉がブルー、車体裾がグレーでしたが、
2101編成は2012年7月28日より、京王時代の塗装になりました。ただ、2111にヒゲがあるのに対して2101はヒゲが無いそうです。
2102編成は2012年12月1日より、一畑電鉄時代の塗装に塗り替えられ、
2103編成は2011年3月10日より、映画「わさお」の公開に併せてラッピングが施され、さらに6月13日より、日本航空の「鶴丸」ラッピング電車となり、2012年4月頃まで運行されました。そして2013年7月18日からイベント用に改造され、10月26日、「楯縫」という愛称が与えられました。
2104編成は2010年5月24日より、映画「RAILWAYS」の公開に併せて『RAILWAYS応援ラッピング列車』として運行されました。2012年4月27日から「神話博しまね」をPRするラッピング列車となり、2013年9月21日より、「ご縁の国しまね」観光PRキャンペーンの一環として「ご縁電車しまねっこ号」として運行されています。
ということで、現在、2100系導入当時の塗装の車両はいません。2101と2102編成は3扉車で、2103と2104編成は2扉車です。
2100系4編成については2016年・2017年度に後継車の導入で2編成が廃車され,残存する2本は2018年度に車体更新を行い15年ほど継続使用するとのことです。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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コメント
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こんにちは~。モモパパです。
元京王5000形はいろんな中小私鉄に譲渡されましたね。
でもオリジナル塗装のまま車庫内に保存されてるというか留置されてる車両は初めて見ました。
この車両。このまま陽の目を見ずにこのまま留置されたままになってしまうのでしょうか。
中小私鉄の車両は本当に見てて飽きません。
投稿: モモのパパ | 2015年8月16日 (日) 08時45分
B767ー281様おはようございます。元5000系やはり良いですね。まだまだ長期使用ですか!乗れるチャンスあり!(笑)オリジナル塗装車が検査中は少々残念でしたね。また来てね、と言うあいずかもしれませんね。では失礼します。(^_^)
投稿: 細井忠邦 | 2015年8月16日 (日) 12時02分
モモのパパさま、細井忠邦さま、おはようございます。
一畑電車では各車両の運用状況を定期的にネットで公表しており、たまたまこの時期、検査中だったようです。ですから近いうちに復帰するのではと思います。
細井様>
富士急にも何編成か京王5000系が活躍しており、そのなかにもオリジナル塗装車がいますね。譲渡先でもオリジナル塗装車がいるということはやはり京王5000系のオリジナル車の人気がいまでもかなり高いと言うことを示していますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年8月17日 (月) 05時25分
こんばんは。
元ズームカーの今にも朽ち果てそうな外観に比べて、しまねっこ号の鮮やかな塗装が綺麗で印象的ですね。元京王5000系が元気に活躍しているのは喜ばしいですが、ズームカーの「余生」感たっぷりな風合いは嬉しいような寂しいような、微妙な気持ちになります。
投稿: MiO | 2015年8月18日 (火) 01時32分
MiOさま、おはようございます。
わたしもズームカー引退直前に化粧直し、さよなら運転という機会があれば良いなあと感じてはいるのですが、やはりそれにかかる経費を考えると厳しいかも知れませんね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年8月18日 (火) 05時01分