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2015年9月25日 (金)

江ノ電を撮る 車輌編 その5 1200形  1201-1251

江ノ電の車輛を編成ごとにみておりますが、今回は1983年12月19日にデビューした1200形です。形式的には1000形のグループですが、1200番台という独自の番号が与えられました。

1251_150524_3 鎌倉に到着した1200形編成 2015/5/24

面白いことに1000形の各サブ形式1000、1100、1200はいずれも12月に営業運転を開始しているのですね。1200形は江ノ電の車両としては最初に冷房装置を搭載し、東急車輌で落成した車両でした。天井も補助送風機をラインデリアとして平天井としたことで冷房効果が高まったそうです。

1251_150524
2015/5/24 鎌倉高校前

1251_150524_2 峰ヶ原信号場に接近 2015/5/24    背後には富士山が。

前照灯も角形に変更されました。

1067mm軌間の鉄道線では最後となる完全新造の吊り掛け駆動式(バー・サスペンション方式)電車となりました。制御方式は抵抗制御方式で、50kWの主電動機を4個装備しています。台車の歯車比は5.27です。ブレーキ方式は電気指令式(HRD-1)です。

江ノ電の場合、海岸を走る関係で塩害は深刻な問題となっており、この車両ではステンレス化が進められました。屋根板に1.2t、床板に1.0tのステンレスが使用されています。また前面窓に遮光用フィルムが貼付されたのもこの車両からだそうです。

リニューアル、更新工事は2011年に実施され、ドア上にツインモニターが設置されました。

1992年、クリーム地にイラストの入った明治製菓の広告車(「明治製菓号」)となり、1995年デザインが変更され地色は白に、1998年にさらにデザインが変わりました。2004年明治製菓広告車は1502Fになり、標準色に戻されました。2007年には漫画「ワンピース」のラッピングカー「麦わら号」に。

2013年末にパンタグラフが菱形からシングルアーム方式に変更となり、吊り掛け車両として初の組み合わせとなりました。

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民鉄:江ノ電」カテゴリの記事

コメント

こんにちは~。モモパパです。
江ノ電1200形。
スッキリとしたデザインで好感が持てます。
やはり江ノ電の車輌って面影を感じながら。
1983年デビューの車輌で吊り掛け駆動方式なんですか。
それは知りませんでした。
吊り掛け駆動にした理由はなんででしょうね。
あまりメリットがないように感じますが。
こんなにスッキリしたデザインの車輌が吊り掛けモーターの音を唸らせて走ってる姿はかなりミスマッチじゃないでしょうか。

モモのパパさま、おはようございます。

1200形の吊り掛け方式、当時通常の高速鉄道ではカルダン方式が当たり前になっていましたが、路面方式ではまだ実施例が少なかったのではないかと思われます。鉄道の駆動方式に新たな方式を導入するのと云うのは意外と難しいのかも知れません。
狭軌鉄道の場合、電気機関車などもいまだに吊り掛け方式ですよね。

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