江ノ電を撮る 車輌編 その6 1500形
江ノ電1000形を各サブグループごとに見て参り今回は1500形です。2編成製造され、1501編成は1986年4月23日、1502編成は1987年12月10日に営業運転を開始しました。
江の島駅に入線する1501-1551 編成 2014/12/30
1200形までは吊り掛け駆動でしたが、この形式から初めてカルダン駆動となりました。また弱め界磁制御も導入され、マスコンの進段数も3段から4段に増えました。
西日を浴びて鎌倉高校前に停車中の1501-1551 編成 2014/12/30
主制御器 東洋製ACDF-M450-789A-M
直列11段、並列8段、弱め界磁2段、発電制動19段
主電動機 東洋電気製造製TDK8005-A形
端子電圧300V、電流195A、出力50kW、定格回転数1,300rpm、高速試験回転数3,250rpm
歯車比 82:13 (6.31)
起動加速度 2.0km/h/s、
減速度 常用3.5km/h/s、非常時4.0km/h/s
応荷重装置付き 乗車率が0%から250%まで変化しても加減速度は一定
台車 両端の電動台車がTS-829形、
連接部の付随台車がTS-830形 枕バネはコイルバネ
車体のステンレス使用率は1200形よりも増えています。
側扉窓支持方式は登場時から押え金式
江ノ島~腰越間の路面区間に入る1501-1551編成 2015/1/3
塗装 登場時 「サンライン・カラー」 その後1000形の標準色である緑の帯に
1501編成 2007年4月から2009年2月まで「2代目S.K.I.P号」
1502編成 1201編成に代わって明治製菓の全面広告電車として運用、その後標準塗装
2009年6月 1501編成がサンライン・カラーに
同年10月 1502編成 京福電気鉄道(嵐電)との姉妹提携を記念してが嵐電カラーで運行開始
峰ヶ原信号場を出発する1502-1552編成 2015/5/24
2013年8月31日 1501編成 車体更新工事
2014年9月1日 1502編成 車体更新工事
緑の標準塗装化
パンタグラフ シングルアーム式
行先表示器 前面・フルカラーLED化
側面・3色LED化
ツインモニター設置
ドア付近に黄色い警戒色
乗降扉付近のノンスリップ化
車椅子スペースとドアチャイム設置
室内照明機器のLED化
海の見える踏切 鎌倉高校前東側の踏切を行く1502-1552編成 2015/5/24
あじさいの季節、御霊神社前を通過し極楽寺トンネルに入る1502-1552編成 2015/6/20
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コメント
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こんにちは~。モモパパです。
江ノ電の車輌はやはり緑色が似合いますね。
江ノ電の素晴らしいところは海沿いの区間を走るところや路面区間が存在することだと僕は勝手に思ってます。景色に変化があって面白いだろうな~と思うので。江ノ電も最近まで吊り掛け駆動の車輌が幅を効かせてたんですね。
投稿: モモのパパ | 2015年10月13日 (火) 07時24分
B767-281様こんばんは。なるほど、ここからカルダン駆動でしたか、思い出しました。何回かご紹介頂いている世田谷線の300など、制御方式も進化して行くわけですね。JR東日本で試作された、ダイレクトマウント?や連接車が採用されなくて正直ほっとしています。何か電車でなくなるようで。国鉄末期に今はなき武蔵小金井電車区の研修の方にお話を伺った際に、制御方式が変わってもあまり驚かない、73のあとモハ90がでた時はこの進歩は凄いと思ったとおっしゃっていました。さて、次は何が出るのかな?文系の私には想像できません。
投稿: 細井忠邦 | 2015年10月13日 (火) 22時16分
モモのパパさま、おはようございます。
江ノ電の魅力、まさにあの10kmくらいの区間に、山あり、海あり、路面ありですね。そして四季の風景の変化があって、素晴らしいですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年10月14日 (水) 05時58分
細井忠邦さま、おはようございます。
この手の電車の進化、今の最新は広島電鉄やSan Diegoの4000などのLRTタイプなんでしょうか。如何に乗りやすく、バリアフリーにするかの方向なんですかね。
ただ、江ノ電はホームが高いので、それとはちょっと違う方向なんでしょうね。いずれにせよ技術的にいろいろな時代の要素が今活躍中の車両には残っているみたいですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年10月14日 (水) 06時02分