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2015年10月 2日 (金)

公園保存蒸機 C11 265号機 武豊線 半田駅横

美濃市に保存されている旧名鉄美濃市駅の話題に続いて、2014年夏の旅行では、台風11号の余波で大雨の天気でしたが、武豊線半田駅、東海道線刈谷駅、安城駅、岡崎駅周辺の公園、児童館などに保存されている蒸機、市電、名鉄電車などを観て回りました(関連記事)。

C11_265_140812_14 C11 265号機 2014/8/12 半田駅横

まずは武豊線半田駅横に保存されているC11 265号機から行こうと思います。

武豊線は今では知多半島周辺から名古屋への通勤・通学路線になっていますが、その歴史は1886年3月1日、中山道鉄道(後の東海道本線)の建設資材を武豊港から運搬するために敷設され、愛知県内で初めて武豊~熱田間が開通した路線でした。名鉄河和線(1931年開業当初は知多鉄道)が平行して走るため営業的にはかなり苦戦を強いられているようですが、2015年3月1日には全線電化されました。
140812 JR東海 半田駅 駅舎 2014/8/12

Jr_140812_3 JR最古の跨線橋 2014/8/12 半田駅

Jr_140812 跨線橋内にも掲示が

140812_2 ランプ小屋 
跨線橋の脚注もかなり古い様式であることが分かります。この形態の柱、どこかで見たことがあると思ったら
131221
御殿場線山北駅裏の交通公園(D5270号機が保存されている)に展示されていた鉄道院の銘が入った柱と同じタイプであることが分かりました(関連記事)。

半田駅は武豊線の開業と同時に開業した愛知県下では最も古い駅のひとつです。特に、跨線橋は1910年11月に完成した現存するJR駅の跨線橋の中でも最古のものだそうです。また跨線橋に隣接するランプ小屋(危険品庫)も1909年に建てられそうです。

C11_265_140812_4
C11265号機は247号機から381号機の戦時設計の4次形に属します。その形態的特徴は木製のデフレクター、砂箱と蒸気ドーム被いは工作の容易化のために角形(かまぼこ形)となったことですが、この機関車は砂箱はカマボコ形、蒸気ドームは丸形となっています。因みにこれまで見てきた4次形C11を見返してみると

275号機 大田原市交通公園 両方ともカマボコ
304号機 大荒田交通公園 両方ともカマボコ
322号機 鴻巣せせらぎ公園 両方ともカマボコ
368号機 中野紅葉山公園 両方とも丸形         でした。

その履歴を沖田祐作氏の機関車表データから見ると

C11265     日本車輌名古屋工場=1256           1944-04-09 S66.1t1C2t(1067)
   車歴;1944-04-09 製造→ 納入;国鉄;C11265→ 配属;? →1944-04-03 竣工→ 配置;? →
      中津川→1950-03-13 名古屋→1964-04-01 現在;名古屋→1967-03-31 現在;名古屋→
      1968-03-31 現在;名古屋→ 稲沢一→1970-10-26 廃車;稲沢一→
      1971-02-16 展示開始保存;愛知県半田市乙川町「半田市市民ホ- ル」;C11265
-         日本車輌名古屋工場=1257           1944-04-11 S65t1C2t(1067)

誕生は1944年4月9日、日本車輌名古屋工場で新製配置から終生、名古屋周辺で活躍したことが分かります。

C11_265_140812_5 ライトは前後ともシールドビームです。
後部のスタイルも個々に異なっていて興味深いです。例えば、炭庫の高さ、梯子に関しても265号機は高く、2段に別れていますが、これまでに撮影したC11と比較してみると

  1号機 低い 1本 (後日、記事にする予定) 青梅鉄道公園
 64号機 低い 1本
155号機 ライトは炭庫の縁の上に 2本 大垣こどもサイエンスプラザ
189号機 梯子ではなくステップ (後日、記事にする予定) イオンモール府中
245号機 高く 1本 (後日、記事にする予定) 鵠沼運動公園
275号機 高く 2本
292号機 高く 1本 (後日、記事にする予定) 新橋駅前
304号機 前照灯カバーなし 1本
322号機 低く 1本
368号機 高く 1本

C11_265_140812_10
クロスヘッド、動輪回り、油がさされてよく整備されていることが分かります。

C11_265_140812_9
キャブは密閉式でガラス窓も整備されています。

C11_265_140812_15
上屋も設置されており、敷地内には信号機やポイント切り替え器も置かれています。

C11_265_140812
C11 265 号機は武豊線最後の蒸機列車の牽引機だったそうで、それからの保存の経緯なども記されています。

140812_2_2
保存蒸機のすぐ横には鉄道資料館もありました。ただ早朝の訪問であったため、閉館しておりました。次回、機会があれば再訪したく思います。

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コメント

B767-281様こんばんは。とても保存状態は良さそうですね。惜しむらくはシールドビーム、やはり白熱灯に限ります。駅舎や関連施設もなかなかいい雰囲気、訪ねてみたくなりました。余談、以前武豊と調べていると競馬のたけゆたかさんが出てきました。〈笑い〉

細井忠邦 さま、こんばんは。

確かに、蒸気機関車はLP403などの白熱灯、少し緑黄色がかったのが良いですね。
武豊線は武豊町を通っているからだそうですが、武豊騎手との同姓同名であることを町としても意識しており

>愛知県知多郡にある武豊町 (たけとよちょう)から、「同姓同名」の縁ということで1989年に一日町長を要請されたことがある。1999年にも武豊町から招かれトークショーが企画された。

と言ったこともあったそうです。

B767-281様 なるほど、街興しにはそういった縁も大切ですね。ありがとうございました。

こんにちは~。モモパパです。
C11 265号機。
僕のうっすらした記憶では僕がまだ小学校に上がる前に名鉄大田川駅横にあったダイエーに静態保存された機関車かと思ったら違うんですね。
もう今じゃダイエーにも蒸気機関車は保存されてないはずですが。
あの蒸気機関車はC11かC12だったかな。

モモのパパさま、おはようございます。

愛知県内には近々紹介予定の安城の総合運動公のC1269以外に、2両ばかりC12が保存されているので、もしかしたらそれらかも知れませんね。

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