通勤電車シリーズ 話題のE531系 その3 3000番台 K551~K553編成
E531系の話題、3回目は新規の枝番として登場した3000番台、5両編成です。
2015/12/19 土浦
343Mで土浦に到着したK551編成他15連、当駅で付属編成切り離し
E531系3000番台、最初にその存在が目撃されたのは今年9月20日過ぎでした(こちらの情報)。その後、現時点で3編成が製造され、12月になってE531系付属編成の運用、A51~A72に入りました(K551が12月1日、K552が12月2日、K553が12月9日)。
運用の順序から、まずは水戸線運用(A51~A53)、A53の途中から水戸・勝田以北、竜田までの運用に入り、A56で深夜、土浦に588Mで到着し、翌朝から土浦電留線折り返しの上野、品川折り返し付属編成運用に入ります。ただ、ずっと土浦~上野・品川を往復するのではなく、A64運用で363Mとして、またA72運用で331Mとして勝田に戻る行路が設定されています。
土浦駅の付属編成が勝田行きとなり、グリーン車を含む基本編成は土浦止まりとなる旨の表示 8:11発が331M、12:02発が363M
そんなことから、12月19日は荒川沖でA69運用334Mで上野に向かうK551編成、土浦でA68運用337Mで到着するK552編成、そして土浦発の1166Mで車内の様子を観察することにしました。
運用は全て予想通りでしたが、
まず334M到着時、荒川沖駅土浦よりの跨線橋から狙おうとしたら直前になんと中線にE657系K12編成の回送が停車・・・ということで、土浦駅で折り返しの343Mを狙いました。まさに予期せぬことでした。
2015/12/19 土浦
K552は土浦で所定の通り
ただこちらも京浜東北線での人身事故などで上野東京ラインも遅れが出ており、337Mも30ほど遅れての到着でした。
3000番台の外観的特徴のひとつがモハのドア横の風道設置に伴うルーバーの存在です。床下機器も従来車と違う部分があるようなので、一応写真を撮っておきました。
K553編成は土浦発品川行き1166Mとして3番線に入線
となりにはEH500-42牽引の2095列車が荷扱い中でした。
ロングシート車両の車内
セミクロスシート車内
従来車との違いで最も顕著だったのがこの足下ヒーターの大型化で、モハの車両の上野寄り山側と勝田より海側の座席(点対称の関係)がそのタイプとなっていました。
向かい側の座席は従来と同じタイプでした。
耐寒耐雪装備が強化されたと聞いていますが、この3000番台の投入で、これまでの415系1500番台を置き換えるのみならず、黒磯駅直流化のために必要となる交直両用車としても使うのか、すなわち勝田区所属で、常磐線、水戸線、東北線白河以北までの広域運用を担うのかいろいろと考えが巡らされる車両であります。
話はかわりますが、私は12月20日日曜の夜行バスで青森に21日朝到着し、5年ぶりの千刈踏切での海峡線貨物列車撮影や、来年3月の北海道新幹線部分開業で消える特急「白鳥」などを撮影し、午後からは奥羽本線を大鰐温泉まで行き、弘南鉄道大鰐線に乗車してきました。
22日はいよいよ、青函トンネルを抜けて函館に参ります。
その辺のレポートをこれからの記事で速報版として触れて行きます。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 通勤電車シリーズ 話題のE531系 その2 変則K421編成 | トップページ | 速報版 2015冬の旅行 青森・函館の旅 1日目 その1 千刈踏切 »
「電車E531系」カテゴリの記事
- 事故にて廃車、代替製造され復活した車番と編成 その2 JR東日本 E531系(2024.07.02)
- E531系 K426編成に「茨城デスティネーションキャンペーン」の大型HM(2023.10.23)
- 「赤電」になったE531系、K423編成を田町にて撮影(2023.04.24)
- E531系 クハE531-17の廃車(2022.04.27)
- E531系 K451編成 「赤電」ラッピングを撮影に勝田まで(2022.01.04)
コメント
« 通勤電車シリーズ 話題のE531系 その2 変則K421編成 | トップページ | 速報版 2015冬の旅行 青森・函館の旅 1日目 その1 千刈踏切 »
おはようございます。
B767-281さん、津軽海峡線へ 行かれていたのですね。
残り3ヶ月で在来線は終末を迎えてしまいます。
もしかすると、暖冬で雪がなく、津軽海峡雪景色ではないかもしれないですね。
お気をつけて周遊してください。
E531-3000番台、黒磯以北にも進出ですか。
となると、進行方向の奇数偶数が東北本線では逆になりますね。
でも両毛線の車両が宇都宮まで運用があることを考えると、特に問題はないのでしょうが。
交直流両用 通勤型 初の耐寒耐雪仕様に 何か期待があります。
先日お話した415-1500番台、JR西日本の415-800番台より新しいのに もったいない!
昨夜、YouTubeで415-1500番台のクハが解体されるのを見ていて 感じました。
投稿: 準急豊島園 | 2015年12月22日 (火) 05時28分
準急豊島園さま、おはようございます。
いま、こちらは函館におります。仰る通り、冬の青森、函館に来るというので完全装備できているのですが、まさしく暖冬で雪を殆ど見かけません。おかげで、長時間の鉄道撮影も無事こなせています(笑)。
仰るように確かに水戸線から宇都宮線に入ると向きが逆転するのですね。なるほどと思いました。
私もこの3000番台がどういった配属方針なの是非知りたいところです。
JR東日本の場合、JR西に較べるともったいない車両が一杯ありますね。山手線の6扉車などもそうでした。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年12月23日 (水) 05時38分
E531系5両編成で、東北線の宇都宮〜郡山を直通させるのもありだと思います。
投稿: なってぃー | 2015年12月29日 (火) 15時54分
なってぃーさま、おはようございます。
はじめまして、コメントありがとうございます。
そうですね、黒磯駅直流化であの辺の運行体系が変化するという話がありますし、3000番台の表示に新白河が入っているという話もありますから、大いにありますね。
来年3月のダイヤ改正からでしょうかね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年12月30日 (水) 05時46分