San Diego Trolley 3000形 part1
San Diego Metropolitan Transit Systemが運営するSan Diego Trolley、これまで創業以来活躍してきたU2 Model (1000形) やSD 100 Model (2000形) を見てきましたが、今回からは2004年から導入されたS70 Model (3000形)です。
3001 2007/1/14 Oldtown
製造はSiemens (Florin California)です。S70もしくはAvantoと呼ばれ、低床式LRVのモデルとしてアメリカやヨーロッパで広く採用されており、一方でBombardier、近畿車輛、Inekon, Brookville Corporationのモデルとも激しい市場争いを展開しています。
S70/Avanto にはLight rail 版とストリートカー版があり、San Diego Trolleyでは最初に11編成92-foot (28.04m)の車両が2004年に発注され、2005年7月までに納入されました。それかこの3000形です。しかしその後の発注は57.81-foot (24.69m)のストリートカー版となり、4000形となりました。2009年10月に発注され、既に65編成が導入されています。
3001 2015/1/13 Santa Fe Depot
今年1月に3001号を見かけたらラッピング電車になっていました。
2015/1/13 3002 Santa Fe Depot
2015/1/13 3002 County Center Little Italy
3002も同様でした。
アメリカ国内ではSan Diego以外に
Houston METRORail, Texas
LYNX Blue Line (CATS), Charlotte, North Carolina
MAX, Portland, Oregon
The Tide Light Rail, Norfolk, Virginia
Utah Transit Authority, Salt Lake City
Metro Transit, Twin Cities, Minnesota
Metropolitan Atlanta Rapid Transit Authority, Georgia
などが発注もしくは導入しています。
ヨーロッパではフランス パリ近郊のT4 Aulnay-sous-Bois ~Bondy間に導入されており、またMulhouse tramwayのMulhouse~Thann間に導入されています。
2009/9/19 パリ近郊のAulnary sous Bois に発着するT4 S70/Avanto
何か以前に似たような記事を書いたなと思って過去の記事を見てみたら1月10日にSan Diegoで書いた速報記事でも同じようなことを書いていました。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 広島・四国西南部旅行 広島編 その3 広島電鉄 part 17 連接車 3950形 | トップページ | 通勤電車シリーズ 103系 36 常磐快速線103系の活躍 終焉まで »
「海外の鉄道」カテゴリの記事
- 武蔵野線北府中駅、東芝府中工場から続々と出荷される 台湾鉄路管理局500型 電機 ( 台鐵E500型電力機車)(2024.05.28)
- 直方市石炭記念館の蒸気機関車 Koppel 32号機(2020.08.31)
- 62年半の人生におけるセネガルとの接点(2018.06.22)
- Omaha in Nebraska に来ています その3(2018.05.28)
- Omaha in Nebraska に来ています その2(2018.05.27)
「路面電車」カテゴリの記事
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 3日目 嵐電から始まり、阪急PRiVACE、JR、阪急2300系で締めくくり(2024.09.05)
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 2日目 午前中は嵐電、午後は叡電を満喫(2024.09.04)
- 2023年晩夏の関西旅行 嵐山電鉄編 その3 嵐電の車両 part5 モボ2001形(2024.08.14)
- 2023年晩夏の関西旅行 嵐山電鉄編 その3 嵐電の車両 part4 モボ631形(2024.08.13)
- 2023年晩夏の関西旅行 嵐山電鉄編 その3 嵐電の車両 part3 モボ611形(2024.08.12)
「近郊形電車」カテゴリの記事
- 通勤電車シリーズ 205系 41 東北本線・日光線用 600番台の登場 part3 107系の塗色を継承した600番台(2022.03.28)
- 通勤電車シリーズ 205系 39 東北本線・日光線用 600番台の登場 part1 東北本線 小金井~宇都宮~黒磯間(2022.03.23)
- 2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 7 戸倉車両基地(2021.05.05)
- 2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 6 戸倉駅へ(2021.05.04)
- 2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 5 軽井沢駅でSR1系一般車に遭遇、乗車(2021.05.03)
コメント
« 広島・四国西南部旅行 広島編 その3 広島電鉄 part 17 連接車 3950形 | トップページ | 通勤電車シリーズ 103系 36 常磐快速線103系の活躍 終焉まで »
B767-281様おはようございます。3000ですか!ぐっと現代的になりましたね。このままグリーンに塗装したら広電と言われても信じてしまいます。〈笑〉地下鉄よりはるかにバリアフリーな路面電車、日本でも発展してほしいものです。
投稿: 細井忠邦 | 2015年12月17日 (木) 06時53分
細井忠邦さま、おはようございます。
仰る通り、このS70シリーズ、3000番台はまさに今の路面電車、LRVという感じで、床も低くバリアフリーな電車になりましたね。1000や2000で運転席横のドアにあった車椅子を載せるためのクレーンのような設備も無くなりました。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年12月18日 (金) 05時16分