速報版 2015冬の旅行 青森・函館の旅 弘南鉄道弘南線1
2015年12月25日、青函連絡船八甲田丸の見学を終えた後は、再び弘前へ向かいました。この旅の最初の行程(12月21日午後)、大鰐温泉まで行き弘南鉄道大鰐線に乗車しましたが、今度は黒石までの弘南線に乗車するためです。
弘南線(こうなんせん)は路線距離(営業キロ)で16.8km、駅数は起終点駅を含めて13駅です。全線単線で、弘前、新里、館田、津軽尾上、田舎館、黒石で交換が可能です。全線直流1500Vで電化され、閉塞方式は自動閉塞式です。
弘前駅の時刻表と券売機
ダイヤは基本的には30分間隔の運転で、12時13時14時台は60分間隔になります。
歴史は、
1926年2月18日、弘南鉄道に対して中津軽郡和徳村と南津軽郡尾上村間に鉄道免許状が下付されたのが始まりです。
1927年9月7日、弘南弘前~津軽尾上間が開業しました。
1948年7月1日、全線が600Vで電化されました。
1950年7月1日、津軽尾上から弘南黒石まで延伸し、全線開業となりました。
1954年4月1日、架線電圧を750Vに昇圧、1961年9月1日には1500Vに昇圧しました。
1965年4月1日、票券閉塞式から通票閉塞式に変更、1970年12月10日、平賀~弘南黒石間を単線自動閉塞化、1978年12月22日、弘南弘前 - 南弘前間単線自動閉塞化。
1984年7月1日 貨物営業廃止。
1993年4月1日 ワンマン運転開始。
1997年8月25日 館田駅構内で電車正面衝突。32人が重軽傷。
1999年11月1日 自動列車停止装置 (ATS)使用開始。
2007年6月12日 平賀駅構内で黒石発弘前行電車が脱線。負傷者なし。
黒石からはかつて軽便鉄道法に基づいて1912年8月15日に開業した国鉄黒石線が川部まで通じており、1980年に成立した国鉄再建法で、1981年9月18日 第一次特定地方交通線として廃止が承認され、1984年11月1日、弘南鉄道が経営を引き継ぐことになりました。しかし、利用者が伸び悩み、1998年4月1日転換特定地方交通線のトップを切って廃止されました。
2015/12/25 旅客運賃表 新里駅
旅客運賃は弘前~黒石全線乗って460円、新里駅で途中下車して撮影をして、黒石~新里430円、新里~弘前300円かかりましたので、弘南線、大鰐線1日自由乗車券(大黒様きっぷ)を購入する方が得でした。
弘南線について触れる上で忘れてはならないのが田んぼアート駅かと思います。2013年7月27日に開業した新駅(臨時駅)で尾上高校前と田舎館の間にあり、4月1日から11月30日までの期間、列車が停車する駅です。残念ながら今回の旅では観ることが出来ませんでしたが、是非機会があれば再訪したく思います。
田んぼをキャンバスに見立て色の異なる稲を植えて巨大な絵や文字を作り出すプロジェクト田んぼアートを見ることが出来、1993年に田舎館村で村おこしのために始められたとされています。
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