速報版 2015冬の旅行 青森・函館の旅 弘南鉄道弘南線2
弘南鉄道弘南線、今回は同線で活躍中の車両について触れてみようと思います。
以前にも書いたと思いますが、2010年10月に弘前を訪問した際も弘南線の車両はJR弘前駅のホームからでしたが撮影はしていました。
7103-7153編成 2010/10/23 弘前駅
7012-7022編成 2010/10/23 弘前駅
7105-7155編成 2010/10/23 弘前駅
そして今回の旅で弘前駅で待っていたのは
7103-7153編成でした。
見て分かるようにこれらの車両は元東急7000系で1988年からそれまで使用されていた旧国鉄17m国電、モハ11形、クハ16形や旧東急デハ5400形モハ108、旧東急3600系の代替用として導入されたものです。
東急7000系は電気機器が東洋電機製のものと日立製のものがあり、東急時代両車は運用上区別されていましたが、弘南鉄道でも東洋電機製の車両が弘南線にデハ7010、デハ7020、デハ7100、デハ7150として、日立製の車両が大鰐線にデハ7000として配置されています。
黒石駅で見かけた7012-7022編成 2015/12/25
7021編成 2015/12/25 黒石駅
オリジナルの顔が保たれている7010形は、7011-7021、7012-7022、7013-7023の2両編成3本、6両が譲渡され、それぞれ改番が行われており、原番号の対応は
弘南 東急 弘南 東急
7011 7013 7021 7014 1989年譲渡
7012 7025 7022 7026 1990年譲渡
7013 7029 7023 7030 1990年譲渡
となっています。東急偶数>弘南偶数 東急奇数>弘南奇数の関係は維持されています。
弘南線入線時に回生ブレーキカット、寒冷地対策としてベンチレーターのカバー取り付け、暖房強化などの改造を受けました。1994年にワンマン化改造が行われました。
一方、東急時代は中間車だったデハ7100形は2両編成5本分が譲渡されて7100-7150形として活躍しています。
弘南 東急 弘南 東急
7101 7141 7151 7142 1989年譲渡 7151:1999年6月廃車
7102 7143 7152 7144 1989年譲渡
7103 7109 7153 7108 1990年譲渡
7104 7169 7154 7154 1990年譲渡 7104:1999年6月廃車
7105 7153 7155 7122 1990年譲渡
入線に際しての改造は7010形と同様で、種者が中間車であったため、運転台取り付け改造も行われました。ワンマン化改造は1992年と1994年の2回に分けて行われました。
1997年8月25日に飯田駅で起きた衝突事故で7151と7104が廃車となり、7101は7154と編成を組み、4編成が活躍しています。
特徴的なパイオニア台車
東急時代そのままのつり革
熊本のアオガエル同様に車内は東急時代の風景がそのまま残されていました。
運転席は東急時代の機器にワンマン化改造で機器が付加されていました。
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コメント
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B767さん、おはようございます(^^)弘南鉄道弘南線ですね。元東急7000系の東急時代そのままのつり革が……懐かしいです〜〜〜‼︎オリジナルの正面の車体、ほぼ東急時代の原型を保っていますね。
投稿: マスダっち1971 | 2016年1月28日 (木) 11時01分
B767-281様 今晩は。パイオニア台車に東急百貨店吊り革、ディープな車両ですね。昔南米に行った時、中古の727に恐々お世話になりました。タラップを登って出入口を振り返ると、何と日本語で「出口」の表示が。どうやら全日空の中古だったようです。
投稿: 細井忠邦 | 2016年1月28日 (木) 20時06分
マスダっち1971さま、細井忠邦さま、こんばんは。
昨年夏に一畑電鉄を訪れた際も元東急の車両を見ましたが、ここの7000系はまさにオリジナルをよく保存していますね。
南米に渡った727ですか、フィリピンなどでもつい最近まで日本のバスが右側通行に合わせてドア位置は改造されていましたが行き先表示はそのままで走っていたりしましたね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年1月28日 (木) 21時57分