公園保存蒸機 岡崎南公園 その1 D51 688号機
日本全国の保存車両を観て歩くシリーズ、今回からは岡崎南公園の保存車両です。
2014/8/12 公園入り口のシンボルマーク
アクセスはJR岡崎駅からバスを利用しました。場所はこちらの地図に。
南公園は岡崎市立公園ですが、指定管理者制度に基づき、一般社団法人岡崎パブリックサービスが管理・運営を行っています。開園は1962年4月1日で、遊園地、市民プール、テニスコート、交通広場などがある総合公園です。今回の南公園シリーズでは交通広場に保存されているD51688号機、HSST、名鉄モ400形電車を紹介致します。
まずは沖田祐作氏の機関車表から688号機の履歴です。
D51688 国鉄浜松工場=[67] 1942-08-00 S77.60t1D1T(1067)
車歴;1942-08-00 製造→ 納入;国鉄;D51688→ 配属;? → 配置;? →1948-07-01 現在;福井→
1957-11-01 現在;福井→1968-04-00 糸魚川→ 金沢→1970-10-10 青森→
1971-10-11 中津川→1973-06-20(6/16= 履歴簿)廃車;中津川→
1973-07-28 岡崎駅到着→ 保存;愛知県岡崎市「南公園交通広場」;D51688
太平洋戦争中の1942年8月、国鉄浜松工場で製造されており、新製配置は不明ですが、北陸から青森、中津川と転属しています。現役期間が31年、岡崎に来て42年以上が経過しています。
D51688号機、この機関車の形態的特徴は公式サイドのデフレクター下部が切り欠かれていることでしょうか。
肌というか、外板の黒光りの様子から非常に綺麗に整備されていることが分かります。最後は中津川機関区だったせいか、長野式の集煙装置が装備され、逆転器のモーションプレートの穴は小穴タイプです。砂管のパターンも特徴的です。
ボイラーサイドの罐逆止弁からのホースは後付けでしょうか。
非公開日だったので、接近範囲は限られていました。奥に見えるのは名鉄モ400形です。
この機関車の保存会があり、毎月第二日曜日に清掃活動を行っているとのことです。
こちらの説明板では製造年月日が8月13日と書かれていました。訪問日は満72歳の誕生日の前日だったことになります。
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