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2016年2月 8日 (月)

東武ファンフェスタ 2015 1 工場内見学 102編成の検査・修理の様子

このシリーズでは2015年12月6日、南栗橋車両管区で開催された「東武ファンフェスタ 2015」の様子を報告して行きますが、まず最初は見学順路(前回の記事のマップ)に沿って、工場内の様子です。

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最初に登場したのは屋外にも停めてあった100系 102編成です。庫内には102-5、6が入場していました。

102編成のこれまでの履歴をKasukabe総合車両センターさまのサイトのデータから引用しますと、
1990年3月30日 東急車輌で製造・竣工、春日部検修区に新製配置
2003年12月   全般検査(西新井工場)
2006年7月    重要部検査(南栗橋工場)
2008年12月   全般検査(南栗橋工場)
2011年1月    重要部検査(南栗橋工場)
2012年3月    塗装変更 雅へ (南栗橋工場)
2013年9月    全般検査(南栗橋工場)
2015年12月   重要部検査(南栗橋工場)

ということで、今回の入場は重要部検査でした。

庫内に入場中の車両はちょうど目の高さに床下機器が来るような位置関係になっています。

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台車はTRS-90型 住友金属のSS115形 ボルスタレス台車で牽引装置は1本リンク式です。軸箱方式はSUミンデン式、固定軸距は2300mmです。

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VVVFゲート制御装置

有料特急で最初にVVVFインバータ制御を採用したのはこの東武100系でした。日立製作所製の大容量GTOサイリスタ素子による1C8M方式となっています。

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VVVF装置本体

おそらくこの装置は1986年の日立評論に掲載された岡松らによる「DC1500V電車駆動用VVVFインバータ制御装置の開発」の論文に記述されている装置の実用化版と思われます。ポイントは従来の2500V耐圧素子から4500V耐圧素子を用いることで主回路を簡素化・軽量化できたこと、制御装置に従来の8ビットマイクロプロセッサ(MP)から16ビットMPにすることで高精度化を実現できたことだそうです。

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102-5と-6の連結部
201年5月に武蔵丘で見た西武10000系の連結部同様、かなり多い結線であることがわかります。普段、お目にかかることのない棒状連結器も見えます。

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制御車に装備されている蓄電池 ニッケル・カドミウム電池でしょうか?

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補助電源の起動装置

100_102_151206_34 パワーユニットと冷却パイプでしょうか
半導体素子冷却装置?

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空調制御関係

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102編成はその後、2015年12月24日に出場し、試運転が行われています(関連記事)。 
私も2016年2月6 日に運用に就いているところを目撃しました。

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2016/2/6 西新井

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