東海道新幹線開業から50年 その27 保存されている新幹線車両 1 四国鉄道文化館
2014年10月の東海道新幹線開業から、はやいもので1年4ヶ月以上が過ぎましたが、このシリーズでは、日本全国に保存されている新幹線車両を観て行こうと思います。
新幹線車両と言えば東海道系はJR東海のリニア・鉄道館に0系、100系、300系、700系、ドクターイエロー922形、試作955形、JR西日本の京都鉄道博物館にも500系が展示され、JR東日本の鉄道博物館(大宮)にも0系、200系の先頭車が保存されています。
まずは、2014年12月20日に訪問した西条市の四国鉄道文化館の0系先頭車 21-141から進めようと思います。
JR予讃線 伊予西条駅の線路の北側に2007年11月26日に四国鉄道文化館 北館がオープンしました。この写真の手前(西側)には新幹線建設に尽力した第4代国鉄総裁の十河信二記念館があります。北館の中に0系の特徴的な姿がみえます。
一方、線路を挟んで反対側に2014年7月20日、新たな展示施設が完成し、こちらを南館、従来からある施設を北館と呼ぶようになりました。
屋外にはフリーゲイジトレイン(FGT) 第二次試験車両GCT01-201が展示されています。
施設の関係から約半分、前頭部と側窓2個分のカットモデルですが、0系の特徴はよく残されています。
21、22-141は1976年6月から7月にかけて第21次車として登場したひかり用H93~H96編成グループの車両で、0系基本番台(大窓車)最後のグループです。
H94編成の先頭車として製造され、短編成(4連)化0系 Q2編成として最後の活躍をした21-141で、反対側の先頭車22-141はイギリスのヨーク国立鉄道博物館に寄贈され保存されています。21-141は引退後、JR西日本からJR四国が譲り受け、多度津工場に運ばれ、保存・展示されていました。
私も1998年9月に出張でヨークを訪問した際に鉄道博物館を訪問しましたが、まだそのときはありませんでした。2001年に贈られたそうです。
運転台の見学も可能です。今となっては、時代を感じる運転設備です。
コンピュータ技術、ディスプレイの進化、人間工学の進化を感じずにはいられません。
何かトラブルがあった際にこれらの表示からなにを読み取り、判断するか、今の設備から見れば格段に難しいかも知れません。
四国には以前、紹介したキハ32形の0形もどきも走っており、隣のDF501号機の場所にそのキハ323が入線し、ツーショットにということもありました。
そばには0系の下枠交差式パンタ(S200B)も展示されていました。
四国鉄道文化館には0系以外にもDF50 1号機 (北)、 C57 44号機、DE10 1号機、キハ65 34号車、はじめに登場したFGT (南)など興味深い車両が展示されています、以前の九州鉄道記念館同様、シリーズ化してご紹介致します。
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コメント
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B767-281様こんにちは。カットされているのは残念ですが、四国に0系とはやはり人気の高さが伺えますね。ところでDF50 1昔は動態保存ではありませんでしたか?電気式の音も聞いてみたかったです。
投稿: 細井忠邦 | 2016年2月13日 (土) 14時12分
こんばんは。
見事な切断っぷりと言うか、きれいにショーティにされていますね。好感が持てます。
運転台周りが動かないようにされていないのにも、良い保存状態であることが伺えますね。
投稿: MiO | 2016年2月13日 (土) 23時07分
細井忠邦さま、こんばんは。
Wikipediaにありましたが、DF501号機は
多度津時代は動態保存でしばしば構内運転も行われたが、移動後は静態保存である。
とのことで、かつては動態だったのですね。
電気式と行っても今のDF200とは違った迫力があったと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年2月14日 (日) 00時10分
MiOさま、こんばんは。
そうですね、車内も外装も綺麗に保たれている感じですね。
0系大窓車最後のグループとして末永く保存して頂きたいですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年2月14日 (日) 00時12分