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2016年2月20日 (土)

函館市電で活躍中の車両 500形

今回から開始するこのシリーズでは2015年12月の函館旅行で撮影した函館市電の車両を形式ごとに紹介して行こうと思います。

501_151223_3 駒場車庫で休む501と530 2015/12/23
3004の奥の白い車体が501二代(元505)

まず最初は500形です。1948年から日本車輌製造東京支店製造で登場しました。形態的には名古屋市電BLA形札幌市電600形と同じタイプで、半鋼製低床ボギー車です。
501号から530号までが1948年11月から1950年11月にかけて4次に分けて製造されました。
1970年から1971年にかけてワンマン化改造され、当初3枚あった扉のうち、後扉が埋め込まれました。さらに中扉は2枚引き戸から1枚引き戸に改造されました。運転台前面窓もHゴム固定化されました。

530_151223_2 2015/12/23 駒場車庫 530号

505は1987年1月に国鉄五稜郭工場で車体更新を行い、501(2代)に改番されました。車体は前年に更新された710形711号と似たスタイルになりました。711号は500形更新車の先鞭として更新されたようです。しかし、その後500形の更新は行われず、711号も2010年3月定期運用を離脱、廃車されました。当時の国鉄工場が函館市電の車体更新作業を請け負った理由はこちらに記されています。

509が1987年3月に貸し切り用カラオケ電車に改造されましたが、1996年7月に廃車となったため、501(2代)がカラオケ電車となりました。
530はNHKブラタモリでも登場しましたが、2007年6月3日の路面電車の日、記念イベントでツーマン運転が再現されるにあたって、中扉付近に電鈴および押しボタンが設置されました。

仕様

全長         13050 mm
全幅         2336mm
全高         3700mm
車両質量  16.5t
軌間        1372mm
電気方式  直流600V 架空電車線方式
主電動機  MB-172LR  出力 37.3kw x 4
駆動装置 吊り掛け方式
制御装置 直接指揮抵抗制御 KR 泰平
台車    日本車輌ウイングバネ式 K-10

530_151224 2015/12/24 函館駅前
ピューゲルが切れてしまいましたが、函館駅前で市電を待っていたらいきなり530号がやって来て慌てて撮った写真

530_151224_2 530号のサイド

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