小菅の複々線を走る様々な列車達 東武の車両編 8 8000系 その4
正確に言えば、現在、8000系6R車は本線小菅付近は走っていませんが、8000系シリーズを続けているので、今回は6R車の話題で行こうと思います。
登場以来、4Rと2Rで製造が続けられていた8000系に初めて6R車が登場したのは1972年6月27日竣功の8156Fからでした。国鉄115系や西武2000系などの5両編成と異なり、8000系の6R車は、4R用と2R用の制御系統を組み合わせた方式で3M3Tとなり、東武として初の通勤型電車新製冷房車でもありました。
クハ8100 モハ8200 モハ8300 サハ8700 モハ8800 クハ8400
CON1/PT MG/CP MG/CP CON2/PT
8157F 2011/12/4 東岩槻
8156F, 8157Fはともに1972年6月27日竣工で、新製配置は8156Fは東上線川越電車区、8157Fは春日部検車区でした。
8157F 車内 2015/12/6 柏駅停車中
貫通路上の広告枠も残っています。
1974年製の8164Fからは塗装色がそれまでのインターナショナルオレンジとロイヤルベージュのツートンからセイジクリーム一色となって登場しました。現在、4Rの81111Fがこの塗装になって活躍中です。まだこの復刻塗色編成を撮影していないので、
セイジクリーム一色時代の7800系 を載せます。この塗装は「下塗りのまま」とか、田畑山林の多い線区を走るため汚れが目立つなどと酷評された記憶があります。確かにわたしも上の写真を撮ったとき、西武の黄色い電車(ちょうど新101系が登場した頃でした)と比較して「なんて時代遅れで妙な塗装の車両が頑張っているのだ」と思いました。
2013/5/25 柏
1973年6月13日竣工の8162F 新製配置は森林公園検修区
2009/9/5 春日部
1974年6月10日竣工の8165F 新製配置は春日部検車区
2014/5/24 柏
1980年10月26日竣工の8192F 新製配置は春日部検車区
2015/12/12 柏
1982年2月13日竣工の81110F 新製配置は春日部検車区
2011/6/26 大宮
1982年7月27日竣工の81114F 新製配置は春日部検車区
2011/12/4 東岩槻
1983年3月18日竣工の81117F 新製配置は春日部検修区
現在6R車は東武博物館所有の8111Fを除き、全編成野田線の七光台検修区所属となっています。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 京急ファミリー鉄道フェスタ2015 part10 都営地下鉄5300系 | トップページ | 江ノ電タンコロ祭り 2015 その1 »
「民鉄:東武鉄道」カテゴリの記事
- 東武20000系の4連化、20400系へ 東武日光線南栗橋以北、宇都宮線のローカル電車は20400系に(2022.05.05)
- 東武鉄道 350系の引退(2022.05.03)
- 通勤電車シリーズ 205系 9 山手線に6扉車 サハ204の投入(2022.02.03)
- 意外と奥が深い東武 50000系一族 その10 50000型5編成、50070型2編成、50090型2編成の増備(2021.12.24)
- 意外と奥が深い東武 50000系一族 その9 50000型2編成、50050型3編成の増備(2021.12.23)
コメント
« 京急ファミリー鉄道フェスタ2015 part10 都営地下鉄5300系 | トップページ | 江ノ電タンコロ祭り 2015 その1 »
こんばんは。
B767-281さんは、清水町に住まれていましたか。
私の小学校のときの同級生が
今は環八ですが、
現在の井荻駅から四面道へ向かい、早稲田通り手前の米屋の並びに住んでいました。
この友人、西武新宿線の駅名を早口で言えました(笑)!
西武新宿線の井荻駅から二番目の踏切近くにも 父の親友が住んでいました。
東武8000系は6両編成でも3M3Tですね。
西武も451系や551系は、6両編成3M3Tでしたが、
411系から401系へ新性能化で2Mになり、
701系の6両編成も4M2Tになりました。
2000系の2両編成が1M1Tになりましたが、
N2000系4両編成は3M1Tで
6両編成にすると4M2Tに。
西武の2000系 系列は多様ですね。
東武8000系の4両編成は、冷房車になる前からパンタグラフも2機で、
2両編成と6両編成の1Mは、パンタグラフは1機。
それが8両編成だと4M4Tでパンタグラフは2機ずつなります。
しかし、西武の10000系やVVVF化される前の9000系のパンタグラフの数が 101系のパンタグラフ数と違う。
不思議です。
投稿: 準急豊島園 | 2016年2月29日 (月) 22時25分
準急豊島園さま、おはようございます。
今ではすっかりかわりましたが、清水三丁目の交差点(昔は神戸町と言いましたが)、環八沿いの井荻よりにあった床屋にはよくお世話になっておりました。早稲田通りは新宿伊勢丹前から南善福寺行きの関東バスが走り、結構遅くまでボンネットタイプが使われていましたね。また下井草~荻窪線は関東バス、井荻~荻窪線は西武・関東共通運行、さらに清水二丁目、その昔は沓掛町でしたが、都バスの車庫があり、晴海埠頭行きのバスが出ていました。1970年代から1980年代にかけて環八の拡幅工事などで大きく変化しましたね。懐かしい思い出です。
東武の場合、MM'ユニットと1Mを混用したのは短編成化や自在に編成を組んでもMT比が1:1に保てるという点で実に先見の明があったのではと思います。国鉄はJRになって221系などで漸くその方式を取り入れましたね。
またパンタの数となると更新などでもかわっており、少し複雑ですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年3月 1日 (火) 09時28分
B767さん、おはようございます(^^)あら懐かしい〜〜〜‼︎7800系ですね‼︎7800系、本線運用のみならず……東上線でも運用されていましたよね‼︎東岩槻駅は複線なんですね。
投稿: マスダっち1971 | 2016年3月 1日 (火) 10時58分
マスダっち1971さまこんばんは。
私はこの当時は東武と言えば、東上線しか知らず、本線・伊勢崎線は全く知りませんでした。もっといろいろな場所に行っておけばと後悔しています。
野田線、アーバンパークライン 大宮駅 - 春日部駅間は複線化されていますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年3月 1日 (火) 19時52分