東武ファンフェスタ 2015 3 工場内見学 工場内の各種システムとCP
2015年12月6日に東武鉄道南栗橋車両管区で開催された「東武ファンフェスタ 2015」、前回に続いて工場内の様子です。
工場に入場した車両はまず入場線ピットで床下機器箱に付着したホコリをブラシで落とした後、床下気吹装置に搬送され、側面、床面にスリット状のノズルから70m/sの風を吹き付け、付着した粉塵を取り除きます。
その後、車体と分離された台車は自動搬送システムにより、コンピュータシステムの指令で、目的の場所に輸送されます。
主電動機は界磁と回転子に分解されます。回転子は削正、溝切りが行われ、回転試験に回されます。
主電動機の溝切削正機への輸送、回転試験の終わった主電動機の立体倉庫への輸送は無人輸送システムが行います。
立体倉庫も、主電動機、コンプレッサ、輪軸などパーツ別に整理されて保管されます。
車輪に関しても輪軸から車輪と車軸に分解して、マスターゲージを参考に削正されます。
100系、200系、8000系、9000系、10030系、20000(20050)系や30000系初期車に搭載されているレシプロ方式のコンプレッサです。
8000系の場合はC-2000N、D3-FR、HB-2000とHS-20Cの4種類のコンプレッサが搭載され、低騒音タイプのHS-20Cは最終形となっています。編成によって、横方向や縦方向の搭載方式があります。
スクリュー式コンプレッサ RWS-20A 30000系後期車(31610F,31411F以降)から搭載
機器全体が箱に収められ一層の低騒音化がなされました。
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