通勤電車シリーズ103系、今回は大阪環状線における活躍です。大阪環状線の車両全般の歴史は2012年12月3日の記事で触れております。21世紀に入って、大阪環状線を走る103系は前面にクハ103基本番台、500番台ともに車両番号が表示されるようになったため、個体識別がし易くなりました。そこで、今回からはその頃の写真を元に個体別に履歴を追っかけてみようと思います。
登場するクハ103は
基本番台
単灯で登場したグループ 1, 9, 32, 41, 63, 65, 66, 67, 68, 108, 111, 168, 169, 174, 175
シールドビーム2灯非冷房で登場したグループ 186, 187, 197, 198, 205, 206
低運転台量産冷房車 237, 238, 241, 243, 244, 246, 248, 249, 250, 251, 252, 253, 255, 257, 258, 261, 262, 263, 265, 266
高運転台冷房車(非ATC) 797, 800, 804, 806, 823, 833, 834, 842
500番台 501, 502, 514, 520, 529, 531, 533 です。
まずは京都鉄道博物館に展示保存されることになった、クハ103-1の編成です。
2005/8/22 桜宮
クハ103-1を一方の先頭車とする編成は2002年夏のJRR編成表によれば
8 7 6 5 4 3 2 1
Tc M M' T T M M' Tc
1 528 684 399 485 731 887 806
大モリ 1編成でした。
クハ103-1~4というナンバーを与えられた車両は2両ずつあり、初代は後に901~904に改番されており、1964年5月28日に日本車輌と(1,2)東急車両(3,4)で落成した二代目が以後もその番号を背負い続けました。
1号車は池袋区に新製配置後、1971年4月20日に東十条区に転属し、ウグイスからスカイブルーになります。1973年4月7日には浦和区に転属し、1976年4月6日、首都圏から大阪に転勤となりました。異動先は森ノ宮区で大阪環状線での第3の車生となります。
この時期に
1976/.6/18 吹田工場にて冷房改造
1977/4/19 吹田工場にて特別保全工事
1991/2/18 吹田工場にてATS-P取り付け
2001/4/16 吹田工場にて前面整備
2007年3月29日、30年以上住み慣れた森ノ宮区から日根野区に転属となり、再びスカイブルーを纏うことになり、2011年3月30日、廃車となりました。
2005/8/22 桜宮
反対側の先頭車 クハ103-806は1979年9月14日、川崎重工製で大モリに新製配置されています。
1991/2/18 吹田工場 ATS-P取り付け
2000/11/30 吹田工場40N体質改善工事 を受けています。
2010/12/6 西九条
2014年冬のJRR編成表データでは
LA2編成として
8 7 6 5 4 3 2 1
Tc M M' T T M M' Tc
838 528 684 399 415 396 552 806
活躍しています。

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