北総鉄道を走る車両たち 2 7500形 9200形
北総鉄道、北総線を走る車両、今回は北総鉄道の7500形と千葉ニュータウン鉄道の9200形です。
北総鉄道には開業時の1979年3月から走っていた「ゲンコツ電車」もしくは「Σカット」の異名を持つ7000形電車がいました。この車両が老朽化したため、その置き換えに製造されたのが7500形です。
設計、仕様は親会社の京成電鉄の二代目3000形に準じており、日本車輌製造が開発したステンレス鋼ブロック構体を使用した18m級3扉車で、主要機器も京成二代目3000形に準じています。京成二代目3000形の採用は新京成のN800形に次いで2例目となりました。
先頭車の側面に航空機のウイングをイメージしたスリットデザインが配されており、これは成田と羽田、両国際空港を結ぶ鉄道という意味が込められてのことだそうです。製造は2005年度に8両編成2本、2006年度に1本の計3編成、24両が導入されました。
設計最高速度 120km/h
起動加速度 3.5km/h/s
減速度 4.0km/h/s 常用最大 4.5km/h/s 非常
編成定員 1042 座席定員 398
車両定員 先頭車 122 (座席43) 中間車 133 (座席52)
全長 18,000 mm
全幅 2768mm
全高 4050mm
編成質量 248t 車両質量 27~33t
主電動機 かご形三相誘導電動機 出力 125kw
歯車比 85:14 =6.07
駆動装置 TD平行カルダン駆動方式 WN駆動方式
制御装置 IGBT-VVVFインバータ制御
台車 モノリンク式ボルスタ付き台車 FS-564S FS-064S
制動方式 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ・純電気ブレーキ
保安装置 C-ATS
千葉ニュータウン鉄道も同社が保有する9000形(後日、掲載予定)の置き換えを目的に2013年度に8両編成1本が日本車輌製造で製造され、2013年3月1日から営業運用が開始されました。北総鉄道の7500形との違いは、ラインカラーの変化と、客用扉上部に設置される車内案内表示器が発光ダイオード表示方式から、液晶ディスプレイ方式になったことです。
編成は京浜急行電鉄の車両規定に従い、先頭電動車方式の6M2T編成で
←浦賀
7500 7500 7500 7500 7500 7500 7500 7500
9200 9200 9200 9200 9200 9200 9200 9200
(8) (7) (6) (5) (4) (3) (2) (1)
M2C M1 T M1' M2 T M1 M2C
CP VVVF SIV VVVF CP SIV VVVF CP
7501-8 7501-1
9201-8 9201-1
7300形とは別の付番方式であることも興味深いです。
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