東武ファンフェスタ 2015 5 駆動装置と輪軸
2015年12月6日に東武鉄道南栗橋車両管区で開催された「東武ファンフェスタ 2015」、今回は台車、輪軸、車輪のメンテナンス関係です。
まずは駆動装置
9000系、10000系、10030系、20000系に採用されているTD-81駆動装置
中空軸平行カルダン方式の駆動装置です。
9000系、10000系、10030系、20000系では歯数比 87:16=5.44
ちなみに20050、20070系では駆動装置はTD撓み板継手中実軸平行カルダン方式のTD-88になりました。TDは東洋電機製を意味しています。
続いて車輪
A種、B種とあるのは、板部の形状の違いを意味しており、
A種はリム側に対してボス側が車両の内側に窪んでいるタイプ
B種はその逆のタイプ
C種もあり、車輪に対して垂直なタイプだそうです(参考文献 図3)。
曲線通過の際の垂直荷重と横圧の関係からA種の方が強度上は優れているそうです。ただ、電動車の場合は駆動装置のスペースを確保するために敢えてこのような形状とし、強度を確保するため、板厚が増やされているそうです。ちなみにA,B,C種と呼び分けているのは日本だけで、国際的にはA: Normal web wheel B: Reversed web wheelと呼ぶそうです。
車輪はブレーキなどで摩耗し、形状が変形します。
踏面の異常を見出して、削って整形することは安全対策上も重要です。
台車として組み立てられる場合、空気バネも重要な要素となっています。
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