パリの6つのターミナル駅巡り モンパルナス駅 4 気動車 X 72500
2009年3月のパリ6つのターミナル駅巡り、モンパルナス駅の4回目です。
今回、ご紹介するのは以前、オステルリッツ駅の記事でも登場したX 72500タイプの近郊形気動車です。
X 72668 2009/3/12 Gare Montparnasse
1990年代に入ってTGV路線のない地域長距離輸送の近代化ため、非電化区間の高加速化のために作られた車両です。最初に導入されたのはフランス中央部の路線でパリ・オステルリッツ駅からChateaudunまでの区間に1997年9月28日から投入され、それまでのX 2200を置き換えました。
ました。
1997年登場のアルストム製の2連もしくは3連のディーゼル車で、2002年まで量産されました。ニックネームはAspirateur アスピレーター 化学実験では”水流ポンプ”を思い浮かべますが、”掃除機”のようです。
2連は全長52,900mm 3連は78,500mmで質量は116t、161tです。1reクラスは定員22名、2eクラスは定員128(2連)、206名(3連)です。
MAN製の6気筒12000ccエンジン(D2866 LUE 602)を4基搭載し、編成全体で1200kWの連続出力でVoithの液体変速機で、160km/hの最高速度を出します。
モンパルナス発着の
Vaugirard~Granville 方面のIntercitesや (1999年3月から)
Vaugirard~Argentan 方面のTER Basse-Normandie
に投入されているようです。
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コメント
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B767-281様こんばんは。ディーゼルも含めて高速化への飽くなき挑戦は良くわかります、ただしTGVにしても、テロは除いても事故が頭を過ぎります。日本が最高とは全く思いませんが、新幹線の安全性は誇れると思います。連想ゲーム的にガスタービン試作車を思いだしました。
投稿: 細井忠邦 | 2016年4月25日 (月) 20時53分
細井忠邦さま、おはようございます。
フランスというと以前はヨーロッパの中ではどちらかというと農業国というイメージがありました。
最近は先進国の中でも積極的に原発で発電した電気を使って、列車を走らすというイメージがあり、また昨年11月のパリのテロなどの標的になり、日本から見るイメージが変化したように感じますが、まずは市民が不安を感じることなく、安心して過ごせる国であってほしいものですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年4月26日 (火) 06時44分