Frankfurt am Main Airportでのspotting 4 Avianca Boeing 707
1989年5月の東西分裂ドイツ時代のFrankfurt空港、今回も同空港で撮影したコロンビア Avianca航空のBoeing 707です。
HK-1402 Boeing 707-359B cn 19741 ln 681 1989/5/6 FRA
AVIANCA (Aerovias del Continente Americano)は1919年12月5日にSCADTA社として創設された航空会社で、現存する航空会社の中ではオランダのKLMに次いで世界で2番目に長い歴史を持つ航空会社です。
SCADTA社 (Sociedad Colombo Alemana de Transporte Aero) はコロンビア・ドイツ航空公社で1919年にドイツ系資本により、コロンビアに設立された航空会社でした。第二次世界大戦後、SACO (Servicio Aereo Colombiano)と合併し、国営コロンビア航空 Aviancaとなりました。
設立当時、コロンビアには陸上の飛行場が少なかったため、マグダレナ川を基地として、ユンカースの水上機を使って運航が開始され、アンデス地域に航空路を広げました。
コロンビアのフラッグキャリアとしてボゴタのエルドラド国際空港を拠点に国内、中南米、カリブ会周辺、北アメリカ、ヨーロッパに路線を持っています。
2010年にエルサルバドルのサンサルバドルに本拠地を置くTACA航空 (Transportes Aeros del Continente Americano)と経営統合し、中南米の航空会社企業連合シネルジー・エアロスペースの子会社としてアビアンカ・ホールディングを形成し、同航空の持ち株会社となりました。
現在のフリートは Planespotters.netによる
Airbus A318-111 10機
Airbus A319-112 1機
Airbus A319-115 10機
Airbus A319-132 5機
Airbus A320-214 39機
Airbus A320-233 1機
Airbus A321-211 2機
Airbus A321-231 6機
Airbus A330-243 8機
ATR 72-600 9機
Boeing 787-8 Dreamliner 7機
となっています。
現在はAirbus機が圧倒的に多いですが、以前はBoeing機も多数運航しており、
歴史的Fleetでは
写真のBoeing 707の他、727、737、747、757、767を運航しており、カスタマーコードは59でした。またMcDonnell Douglas MD-11 MD-80やFokker F50 F70の運航実績もあります。
AviancaのBoeing 707といえば、1990年1月25日、21時34分にニューヨークJFK空港に着陸しようとしていた52便 Boeing 707-321B (HK-2016)が燃料不足に陥り、さらに着陸直前の乱気流で着陸復航を試みるも旋回中に燃料切れとなり、エンジンが停止し、高度維持が不可能となり、空港手前24キロのロングアイランドのコーブネックに墜落し、乗員乗客9/149名のうち、73名が犠牲になった事故が思い出されます。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 函館市電で活躍中の車両 710形 3 | トップページ | 電気機関車 EH500シリーズ 12号機 »
「旅客機 Boeing 707」カテゴリの記事
- Frankfurt am Main Airportでのspotting 6 Boeing 707 Air Seychelles(2016.05.24)
- Frankfurt am Main Airportでのspotting 5 Boeing 707 TMA(2016.05.05)
- Frankfurt am Main Airportでのspotting 4 Avianca Boeing 707(2016.04.18)
- Frankfurt am Main Airportでのspotting 3 PIA Boeing 707-340C(2016.03.30)
- Frankfurt am Main Airportでのspotting 2 EL AL航空のBoeing707-320C(2016.03.12)
B767-281様こんばんは。コロンビア航空、当時としてはさすが南米のエアライン、単なるチートラインではない斬新な塗装で、注目していました。後ろに写っている727もいいですね。双発機全盛の今やはり4発は安心、と思うわたしは、かなり歳かな?(笑い〕
投稿: 細井忠邦 | 2016年4月19日 (火) 22時06分
細井忠邦さま、おはようございます。
1989年頃といえば、707やDC-8といった第一世代の旅客機は殆ど主力機から引退しており、成田などでもTMAなどにしか見られなかったと思いますが、フランクフルトでコロンビアの機体に遭遇できたのはラッキーでした。
塗装もおっしゃる通り、かなり斬新なものでしたね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年4月20日 (水) 06時47分