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2016年4月 1日 (金)

新京成サンクスフェスタ in くぬぎ山 6 鉄道連隊九七式軽貨車

2015年10月24日の新京成くぬぎやま車両基地公開、「新京成サンクスフェスタ」、今回の話題は鉄道連隊九七式軽貨車です。

97_151024_4 2015/10/24 くぬぎ山基地

新京成電鉄の路線は津田沼駅~松戸駅まで直線距離で約16kmなのに対して道程は26kmもあり、急曲線が多いことで有名です。これは大半の区間が旧日本陸軍鉄道連隊が演習用として敷設した線路を第二次世界大戦後払い下げを受けたからと言われています。

演習線軌間は600mmでしたが、京成電鉄に払い下げられてからは1067mmに改軌されました。そういった歴史的経緯もあって、新京成のイベントでは九七式軽貨車の展示が行われているのかと思います。九七式軽貨車は九一式軽貨車の改良版で積載重量8~9トン、完全武装の兵員約40名を乗せることができる貨車でした。

改良の元となった九一式軽貨車は日本陸軍鉄道連隊が使用した応急運転および鉄道敷設用貨車で、一般鉄道の軽便貨車を参考に軍用向けに製作されたものです。設計者は九一式広軌牽引車と同じ青村常次郎大尉です。

1928年に設計に着手し、1929年3月に試作が完了し、試験が行われ、8時間の間に4kmの敷設が行われ、以後制式器材として1938年まで量産されました。

97_151024_8
車軸のボルトを緩めることで3種類の軌間に対応可能なのだと思います。

台車2、荷匡1、旋回架2より構成された積載許容荷重5トンの貨車で、敷設車、長材料運搬車および無蓋貨車として使用可能でした。敷設に使用する場合は架匡を外し、台車上に旋回架を装着しました。輪距は1524mm、1435mm、1067mmの3種軌間に容易に改軌対応で、当時として珍しく、車軸にボールベアリングが取り入れられ、空車なら2名で押して動かせる程の改善がなされました。

改良型の97式軽貨車は一00式鉄道牽引車と組み合わせて1067mm軌間での軽運搬作業も可能でした。

戦後は私鉄に放出され、堅牢さや取り扱いの易しさ故に、今なお西武鉄道、京成電鉄、新京成電鉄、小湊鉄道、ひたちなか海浜鉄道、大井川鐵道、秩父鉄道などの車両工場や車庫などで見ることができます。

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コメント

こんばんは。

新京成に至るまで 陸軍の演習鉄道だったのは知っていましたが、
何度も改軌していたのは知りませんでした。

新京成の沿線には自衛隊の施設が多くありますね!


新京成のピンクになった車両と満開になった桜が とても綺麗ですね。


昨日は仕事で千葉ニュータウンの方におりました。

帰りに道に 夜桜を見ながら ドライブになりました。


元野球選手被告人が入院中の病院前も通りました!

準急豊島園さま、おはようございます。

以前の記事でも書いた覚えがありますが、習志野という地名の由来は明治以来の陸軍の馬の放牧場~大演習地でしたね。
安保法の施行であの頃に逆戻りだけは避けてもらいたいですが。

桜の季節、ぜひ桜とうまく絡めて鉄道風景を記録したいものの、いちばんよい頃が悪天だったりということもよくありますね。

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