江ノ電を撮る 施設編 1 藤沢駅
江ノ電に関しては、車両編で現在活躍中の車両や保存車両について触れ、さらに昨年11月28日、29日に開催された「タンコロまつり 2015」の様子についても触れました。
小田急百貨店の2階部分にある、江ノ電 藤沢駅 2014/12/30(撮影はすべて同じ日です)。
今回からは江ノ電が藤沢側から鎌倉に向けて延伸開業していった歴史に合わせて、藤沢駅から順に駅を紹介して行こうと思います。
藤沢に最初に駅が開業したのは1887年(明治20年)7月11日のことで、官営鉄道の旧・横浜~国府津間の開通と同時でした。藤沢は東海道の宿場町でしたが、線形の関係から鉄道駅は宿の中心から1kmほど南に設置されたため、開業時は閑散としていたそうです。
1902年9月1日、江ノ島電鉄の駅が開業しました。この頃の駅舎は2面2線構造で、国鉄藤沢駅に隣接していました。
1923年9月1日に発生した関東大震災では藤沢駅駅舎は倒壊しました。
1929年4月1日、小田急江ノ島線の駅が開業しました。
1974年6月7日、駅周辺の再開発で国鉄駅からターミナルを挟んで反対側の小田急百貨店の2階に江ノ電の現駅舎が開業しました。
現在のホームは2面1線で、向かって左側が乗車、右側が降車ホームとなっています。
当初は地下化の案もあったそうですが、車両の難燃化などの問題で、高架化となりました。藤沢駅の高架化で江ノ電の車両の方でも600形の出力増強が行われたり、そのためにモータを供出した車両も出現しました。
1974年6月7日、駅周辺の再開発で国鉄駅からターミナルを挟んで反対側の小田急百貨店の2階に江ノ電の現駅舎が開業しました。

当初は地下化の案もあったそうですが、車両の難燃化などの問題で、高架化となりました。藤沢駅の高架化で江ノ電の車両の方でも600形の出力増強が行われたり、そのためにモータを供出した車両も出現しました。
市役所や多くの公共施設あ駅周辺に移転し、駅前に多くの百貨店も出店し、湘南地域の有数の繁華街となりましたが、近年は大型店の撤退が相次ぎ、空洞化が見られるようです。
線路終端の車止めはドイツ製RAWIE 車止めの上には江ノ電のミニュチュアが
ホーム端の構造もなかなか洒落ています。
清算窓口はかなりレトロです。
今ではどこでも自動改札機は当たり前のように見かけますが、江ノ電の自動改札導入はPASMOなどが導入されるまえから導入されているそうです。
出札口には自動券売機が設置されています。
また改札外には江ノ電グッヅのショップ等もあります。

線路終端の車止めはドイツ製RAWIE 車止めの上には江ノ電のミニュチュアが


清算窓口はかなりレトロです。

今ではどこでも自動改札機は当たり前のように見かけますが、江ノ電の自動改札導入はPASMOなどが導入されるまえから導入されているそうです。

また改札外には江ノ電グッヅのショップ等もあります。
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コメント
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B767ー281こんばんは。鎌倉探訪は大好きで、北鎌倉からまわるか、藤沢から江ノ電かまさに2コース選択があります。細かく見ると色々なしかけがあるのですね。江ノ電のような地方鉄道のなかにこそ、鉄道の基本の姿があるのですね。
投稿: 細井忠邦 | 2016年5月13日 (金) 20時16分
細井忠邦さま、おはようございます。
まさにその通りですね。
山あり、海あり、高架線、併用軌道あり、駅もあれば、交換所もある。
江ノ電という鉄道は、そういった視点で見てみると、いろいろと面白いものが詰まっている鉄道だなと感じます。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年5月14日 (土) 05時37分
こんにちは。
以前、仕事で鵠沼へ毎週一度行っていたとき
藤沢駅の江ノ電百貨店、今は小田急百貨店 藤沢店になりましたが、私の好きな百貨店です。
11月に行われた 長崎物産展で 魚のあご(飛び魚)の節を買いに行きました。
藤沢からの帰り、焼売弁当と缶ビールを購入して、19時前後のロマンスカーで帰宅していました。
投稿: 準急豊島園 | 2016年5月14日 (土) 14時21分
準急豊島園さま、おはようございます。
そうでした、あの小田急百貨店は以前、江ノ電百貨店だったのですね。
資本系列的にも江ノ電は、小田急傘下ですね。
あご、トビウオといえば、長崎といっても五島の名物ですね。私も一度だけ、福江まで行ったことがありますが、あのときはエアーニッポンのYS-11でした。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年5月15日 (日) 05時56分