広島・四国西南部旅行 広島編 その4 可部線 part2 活躍した車両たち 103系part1
2014年12月の旅行で訪問した可部線の話題、今回は同線で活躍した103系の話題です。
2004/9/3 広島
いわゆる瀬戸内色を纏った4連103系 B01編成
2004/9/3 広島
下に記述されている2003年度、宮原からスカイブルーのまま転入した編成
103系は別のシリーズでも展開しており、広島地区の話題もいずれはと思っていましたが、こちらの話題で取り上げた方が良いかと判断し、先に触れることにしました。
まずはいつも参考にさせて頂いている毛呂信昭氏の「103系物語」から広島地区への103系投入の歴史を調べてみると、
1)1992年5~6月にかけて、奈良、日根野、淀川区から下関運転所に4連4本が転入しました。塗色は瀬戸内色となり、山陽本線広島~下関間で運転が開始されました。海田市から呉線経由で呉までの運用もありました。
2)1993年3月の改正で広島運転所に転入、合わせて宮原区から4連2本が転入し、6本で由宇~呉線経由で糸崎までの運転が開始されました。
1993年 ジェーアールアールのJR電車編成表による広ヒロ 103系編成表データ
6本のうち、4本は両端両渡りクハによる編成、2本はクモハ103を含む編成でサハは片町線増結編成用として登場した方向転換サハ102形5000番台を再改造した付随車サハ102形で13両改造されたうちの2両が入っていました。
3)1993年、淀川、明石区から36両が転入し、4連15本体制となり、このときはじめて臨時列車で可部線古市まで入りました。
4)1994年度には明石区から4連6本が転入しました。同年8月20日の改正から、可部まで入るようになりました。
5)1995年度、日根野区に3両、淀川区に1両、転出、宮原区から4両転入しました。1996年3月16日の改正で広島~呉間ノンストップ運用が開始されました。
6)1997年度、日根野区へ9両、宮原運転所へ1両、森ノ宮区へ1両が転出、廃車1両で12両が減少
7)2001年度、4連3本を3両化、ワンマン化改造、T'(サハ102)は運用外に。2002年3月23日の改正から、呉~広島間でワンマン運転を開始。
8)2002年度、運用外のT'3両が宮原運転所、日根野区に転出。10月5日から、山陽線瀬野まで運用開始。
9)2003年度 宮原から4連1本がスカイブルーのまま転入。
2002年夏 ジェーアールアール編成表データによる2002年当時の広ヒロの103系
2004/9/3 広島
クモハ103-48、WAU102冷房装置付きのD01編成
この頃の4連でAU75タイプの冷房装置搭載の編成はB編成、WAU102タイプの編成はE編成、クモハ103を含む3連編成はD編成となりました。
クモハ103-2501は片町線木津電化開業用にモハ103ー248を先頭車化改造したもので分割併合用に電連を装備し、5000番台を名乗っていました。広島転出に合わせて電連は撤去され、番号は5002から2501に、変わりました。
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コメント
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B767ー281様おはようございます。変な意味ではなく、こんな所にこんな車両が、と言った感じで西日本はよほど車両受給のゆとりが無かったのでしょうか。写真に出てくるクモハの48番は5000番台から元番にもどった車両で、また最後のオリジナルクモハ103でした。クハの86番はトイレを追設した車でした。などなどなかなか個性的なメンバーたったと思います。
投稿: 細井忠邦 | 2016年5月19日 (木) 06時11分
細井忠邦さま、おはようございます。
クモハ103-48が最後のオリジナルクモハでしたか。
関西に行って、5000番台改造された頃は、わたしも鉄道から飛行機に興味が移っていたため、あの辺の改造は後になって知った次第で。
それがまた元番号に戻る点がややこしさの始まりでもありますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年5月19日 (木) 09時30分