小菅の複々線を走る様々な列車達 東武の車両編 8 8000系 その9
このシリーズでは東武スカイツリーライン、小菅付近の複々線区間を行く車両を会社別にみており、現在は東武鉄道の車両で8000系シリーズです。
8000系は4Rと2Rで登場し、用途に応じて6R、8R車が登場、さらにワンマン化改造で8R車から4R、あるいは3R車が登場して来ました。前回の記事までに3R車まで触れてきましたので、今回からは特別塗装車について触れてゆこうと思います。
2016/3/18 小川町
車体番号表記の仕方もあの頃の様式に従っています。
まずは8000系4R車、81107Fのツートンカラー塗装です。
2016/3/18 小川町
8108Fや8111Fと違い、修繕工事後の顔にツートンカラー塗装のケースは実は初めての組み合わせとなりました。
81107Fの落成は1981年3月20日で富士重工での製造でした。
新製配置は春日部研修区で、まずは伊勢崎線運用に就きました。
2003年、製造後22年で修繕の時期を迎え、西新井工場にてワンマン化改造を受け、2004年2月9日、森林公園研修区に転属となり、しばらく研修区に留置された後、東上線小川町~寄居間や越生線のワンマン運用に就きました。2010年11月には南栗橋工場にて重要部検査を受け、2014年11月の全般検査時に、8000系が登場した頃のロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのツートンカラーとなりました。
このツートンカラーは1974年5月新製の8164F・8564F以前に登場した車両が纏っていた塗装で、2004年10月30日から、2005年6月27日まで8108Fが東上線90周年を記念してリバイバル塗装としてこの塗装を纏い、さらに8111Fが2012年8月からこの塗装を纏っています。
81107Fに関しては2014年11月16日に開催された東武東上線森林公園ファミリーイベントにおいて告知され、11月22日から運行が開始されました。
両サイドの妻面にはあの頃のサボ受けも再現されています。
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コメント
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おはようございます。
81107Fは新製配置は春日部だったのですか。これも知らなかったです。
時々 越生線の川角や越生まで仕事に行くと
この81107Fが走っています。
サボ受けが表現されているのは イベントへの登用が前提なのでしょうね。
サボ受けと懐かしい塗装といえば、
近江鉄道の車両が西武当時の赤電の塗装に変更され、サボ受けも表現されていて 運用準備をしているようです。
投稿: 準急豊島園 | 2016年5月31日 (火) 06時45分
準急豊島園さま、おはようございます。
東上線の小川町から寄居までの区間と越生線のような池袋からかなり離れたところで、スペマー編成が3本も活躍しているというのも面白いですね。
それらが時にはイベント用として、池袋やさらには秩父鉄道を超えて本線筋までやってくるのも面白いです。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年6月 1日 (水) 05時01分