通勤電車シリーズ 103系 43 大阪環状線における活躍 part5
大阪環状線における103系の活躍、前回までは基本番台、単灯で製造されたクハの写真を紹介して参りました。
今回からは2つめシールドビームライトに行く前に、500番台クハを先に紹介致します。
500番台クハは本来、京浜東北線用、7+3分割編成対応用や常磐線増発用として、501~616の116両が製造されており、製造予算との対応は以下の様になっています。
クモハ103の方がクハ103-500より一足先に製造されているのは、1965年11月1日から8連で運転を開始し、McM'・McM'TMM'T'c この時のT'cは500番台ではなく、上記の表のように75-91の基本番台が投入されたためであるようです。ちょうど両車の数が17編成分にあたることがわかります。後に75-91のクハの多くは中京地区に転属となっています。
本来ペアであるクハ103-500とクモハ103の両数の違いは最初の時期の編成構成にあったことがわかります。
クハ103-501
1966年3月17日、日本車輌で落成、浦和区新製配置
1976年4月6日、森の宮区転属
1976年6月18日、吹田工場 冷房改造
1987年11月16日、吹田延命N工事
1990年11月15日、吹田工場ATS-P取り付け工事
2003年9月4日、全面整備工事
クハ103-1同様に歴史的価値のある車両ですが、2006年2月10日、廃車されてしまいました。
1966年3月17日、日本車輌で落成、浦和区新製配置
1976年7月1日、森の宮区転属
1976年9月2日、吹田工場冷房改造工事
1983年1月25日、特別保全工事
1990年12月22日、ATS-P取り付け工事
2002年11月15日、全面整備工事
2006年2月16日、奈良区に転属
2007年9月10日、廃車
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コメント
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B767−281様 今晩は。久しぶりに梅雨らしい天気ですね。京浜東北に最初に投入されたグループは両渡りのクハを番号関係なしに南向きで使っていたのでしたね。これが後の転出において役立ったようです。登場時スカイブルーはかっこ良く見えて、東京から一駅の有楽町まで乗る時も山の手よりこちらがいいな、と思っていました。しかし、京浜側でまっていると73がやってきてがっかりしたこともありました。(笑い)今ならまちがいなく73を待ちますが、よく利用していた南武線で食傷気味だったので、(こんなところにも走っているの)と思っていました。500番台、形渡りですが関西冷房改造の車はなぜか冷房用の引き通しが両側についています。
投稿: 細井忠邦 | 2016年6月13日 (月) 17時59分
真夜中に失礼します。
ATS-Pの設置方法が
首都圏と関西では違うのですね。
首都圏だと
列車番号を塞いでATS-Pを搭載しています。
関西では ATS-Pを どこに搭載しているのでしょう。
投稿: 準急豊島園 | 2016年6月14日 (火) 02時35分
細井忠邦さま、おはようございます。
クハ103-500番台、写真から冷房用の引き通し線が両渡りのこと、よく気が付かれましたね。私は、言われるまで気づきませんでした。
後付けで工事するとなるとその辺は汎用性を持たせたということなのでしょうか。
他の地区の500番台も検証してみる必要がありますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年6月14日 (火) 05時54分
準急豊島園さま、おはようございます。
武蔵野線などではおでこの運行番号表示の部分が潰された姿の低運転台車をよく見かけましたね。
果たして吹田工場の細工ではどうなっているのか、どなたかわかる方いらっしゃいますんでしょうか。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年6月14日 (火) 05時56分
B767−281様 準急豊島園様 こんにちは。恐らくですが、東日本でも後期にPを取り付けた車(常磐瀬のクモハなど)は、車内乗務員室仕切りの上の方に装置を取り付けていました。床下のスペースがないためです。(初期の改造車が運行窓をつぶしていたのも)これは115系のクモハ115なども同様です。関西のクモハ103は確認できていないので、その限りではありませんが、参考になりましたでしょうか。そうそう南武支線の101系も同様乗務員室仕切りの上にATSPを取り付けていました。
投稿: 細井忠邦 | 2016年6月14日 (火) 17時15分
細井忠邦さま、早速疑問にお答え頂き、ありがとうございます。
やはり、後付け機器でスペースを食う機器の場合は取り付け場所に苦労するものですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年6月14日 (火) 18時33分
細井忠邦様、B767-281様、ありがとうございます。
クモハ103にATS-Pを装着するのに あの場合しか なかったのですか。
確かに床下には目一杯です!
まさかATC高運転台のように 運転室直ぐ後ろを 潰してという訳にいかなかったのでしょうね!
西武のN101の2両編成の運転室後ろの網棚に 何らかの機器が搭載されていましたが
あれも クモハには搭載場合がなかったからなのですね。
N101のクモハが 譲渡に どうなっているのか またまた疑問が増えてしまいました(笑)!
投稿: 準急豊島園 | 2016年6月14日 (火) 23時55分
準急豊島園さま、おはようございます。
クモハとして、モハに運転台が付いただけと思ったら大間違いで、運転のために必要な保安装置類の搭載などもあってかなりスペース的に苦労するのですね。
西武N101系のクモハ確かに興味深いですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年6月15日 (水) 05時17分