西武線各駅探訪 3 小川駅
西武鉄道の各駅を紹介するシリーズ、今回は1回目の「萩山駅」同様、幼少のころからお世話になっている小川駅です。
小平市小川東町一丁目20-1に所在し、1894年12月21日に川越鉄道川越線(国分寺駅~久米川(仮)駅(現在の東村山駅)8.0kmが開業した際に開業した西武鉄道最古の駅のひとつです。
一番左が拝島線下り、中2本が国分寺線、右側が拝島線上り
国分寺線を拝島線が平面交差する構造となっています。
東村山、小川、小平の三角線を使っての編成の方向転換もしばしば行われることがあり、拝島線の上下渡り線も用意されています。
川越鉄道は1895年3月21日に久米川(仮)駅と川越駅(現在の本川越駅)間を開業しました。当時の川越鉄道は甲武鉄道の子会社で飯田町~川越間の列車も設定されていたそうです。
1911年2月16日、軽便鉄道に指定され、1927年4月16日、東村山~川越間が直流1500Vで電化、同時に村山線高田馬場(仮)駅~東村山駅間が開業し、高田馬場~川越間で直通運転が開始され、国分寺方面は支線となりました。
2014/11/1 小川
川越鉄道開業120周年のイベントで「西武アニバーサリートレイン」として国分寺線を走った4000系4021F
国分寺~東村山間が電化されたのは戦後の1948年11月5日でした。その後、1950年5月15日には、小川~玉川上水までの上水線が開業、萩山駅の記事で触れたように、1962年9月1日には小川~萩山間が開業しました。
1981年3月31日に廃止されるまで国分寺線や小川駅、国分寺駅は貨物営業を行っており、西口には日通の営業所がありましたし、駅構内ではE51電機などが入れ換えを行っており、トフ5などといった無蓋車の中央に車掌室のついた緩急車が構内に留置されているのもよく見ました。
1980/5/24 所沢
現役時代のE52電機 鉄道省が1923年に2両輸入したスイス、ブラウンボベリ・シュリーレン製電機で1020形から1928年10月の車両形式称号改正でED12になり、1949年、西武鉄道に譲渡されました。西武ではE51が1976年に引退、E52は1987年に廃車されました。E51は解体されましたが、E52は横瀬車両基地に保存されており、イベントで展示されています。
私は1959年ごろから、父親が通産省工業技術院機械試験場に勤務していた関係で東村山の公務員住宅(当時は回田、現在の富士見町)に住んでおり、1962年4月に小学校入学し、1963年の2学期から編入学で国立の小学校に通うことになり、小川の駅まで歩いて通ってました。
2016/4/24
小学校2年から3年にかけて毎日通学で利用していた小川駅西口
当時の国分寺線では151系が活躍しておりました。小川駅が橋上駅になったのもちょうどこの頃で1964年7月19日のことでした。
1964年12月に父親の勤務先が村山分室から井荻の本所に移った関係で、杉並区清水3丁目の公務員宿舎に転居することになり、この地を離れました。
府中街道を超える高架部分を経て小川駅に進入する2000系2連 2404を先頭とする10両編成
20012年10月7日に立体交差化が完成しましたが、この工事は府中街道の拡幅事業の一環であり、西武鉄道の事業計画ではなかったそうです。
小川を出発した拝島線はほぼ直角にカーブして進路を西にとりますが、
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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コメント
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こんばんは。
今日は午前中 石神井公園駅を利用しましたが、あまりの変貌に驚きました!
本題に戻りますと
小川駅というのは西武鉄道の歴史において伝統ある駅なのですね。
小川駅の特徴を考えると、譲渡車両の方向転換をする際に 1番ホームの横に入線して 折り返して行きます。
他に拝島線の電車、国分寺線の電車が 編成が逆方向になっています。
拝島線下りと国分寺線上りの先にある 安全側線にも特徴があります。
ブリヂストンの工場への引き込み線があったときには 府中街道を越えて貨物列車が 入って行ったのも思い出です。
投稿: 準急豊島園 | 2016年6月19日 (日) 19時44分
準急豊島園さま、おはようございます。
記事にも書いたように、わたしも付き合いは長いのですが、昔の写真となると意外と少ないと感じているのが小川駅です。
準急豊島園さまはブリジストンの引き込み線に貨車が入ってゆく光景を憶えておいででしたか。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年6月20日 (月) 06時10分