公園保存蒸機 C59 161号機 広島子ども文化科学館
全国の公園等に保存されている蒸気機関車を見て歩くシリーズ、今回は2014年12月の広島、四国西南部旅行で訪れた広島子ども文化科学館のC59161号機です。
以前、C6120号機の話題ででも触れましたが、前輪軸のうち、前の方は水かき付きスポークタイプ、後ろの方はプレートタイプです。
場所はこの地図からも分かるように相生橋の北側、相生通の原爆ドームの北側になります。
C59形は我が国の旅客用パシフィック機としてC51, C53の伝統を受け継いだ本線優等列車用の機関車で1941年から1943年までに100両、1946年から1947年までに73両が製造されましたが、133-155は緊縮財政の結果、キャンセルとなり欠番となりました。ただ、軸重が重く、幹線の電化が進むと転用の可能性が限られ、一部は従台車を2軸にしたC60形に改造されましたが、1970年までに全機運用から外れ廃車となりました。
そのため完全な形で保存された車両は 以下の4両でした。
1号機 九州鉄道記念館に保存
161号機 本記事
164号機 京都博物館 梅小路機関区
166号機 JR西日本社員研修センター 2006/9/1 解体撤去
現在は3両が残っています。
C59形の炭水車は航続距離の確保のため、石炭10t、水25立方mの大容量タイプでそのため、戦後タイプのC59形はC62を上回る全長でした。
キャブ内にも立ち入り可能ですが、メーター、水位計などのガラス類は殆ど欠如していました。
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