通勤電車シリーズ 103系 45 大阪環状線における活躍 part7
大阪環状線における103系の活躍、前回に続き、片渡りのクハ103形500番台クハです。
クハ103-529
1966/3/14 川崎車輛製造 浦和区新製配置
1976/10/28 森ノ宮区転属
1977/1/11 冷房改造 吹田区
1990/12/6 ATS-P取り付け
2008/4/1 廃車
クハ103-531
1966/3/14 川崎車輛製造 浦和区新製配置
1976/2/17 森ノ宮区転属
1976/7/30 冷房改造 吹田区
1987/8/19 延命工事N
1989/2/9 宮原区転属
1991/1/12 ATS-P取り付け工事
2003/3/28 前面整備
2006/4/26 廃車
このクハ103-531先頭の編成は後述のように珍車サハ102を中間に連結した時代もありましたが、当時はサハ102の存在は知りませんでした。
クハ103-533
1966/3/17 川崎車輛製造 浦和区新製配置
1976/4/1 森ノ宮区転属
1976/5/20 冷房改造工事 吹田区
1983/3/10 特別保全工事
1990/11/2 ATS-P取り付け工事
1992/12/28 延命NA工事
2007/4/18 日根野区転属
2008/4/1 廃車
これでクハ103-500番台の写真は終わりですが、JRRの編成表から500番台クハの編成の変遷を追っかけてみました。
表1 森ノ宮区のクハ103-500番台を含む編成の推移
1984年当時は編成番号がなく、赤字のクハは前照灯をシールドビーム2灯に改造した車両です。編成の構成は長らく同じですが、編成番号は大きく変化しています。
サハ102は片町線の増結編成用として登場した方向転換改造車サハ102形5000番台を再改造した車両で、1989年に吹田、鷹取工で13両改造されました。
そもそもは1989弁3月11日の片町線全線電化で松井山手駅以東はホームの長さの関係で7両の乗り入れが不可能であったので、7両を松井山手で4両切り離し、3両が木津まで入線することになり、サハ103形0番台からサハ102形5000番台が改造され、登場しました。102となったのは通常の方向の場合、電気連結器の装備などで既存の装置類と干渉が起こるためでした。一方、直通3両編成の先頭にはクモハ103形とモハ103形から改造されたクモハ103-5000番台が登場しました。
1990年には木津乗り入れ編成が4連となり、モハ102形からモハ102-5000番台が登場しました。
森ノ宮区の編成表、2007年のデータでは514、529、533の3両が活躍しており、サハ102も2,3,11が健在でした。2008年には514, 529の2両となり、2009年には消滅しました。
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コメント
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B767-281様お早うございます。500番台のクハも車歴を見ると40年ちょっとと考えてみると長生きしたのですね。今環状線と阪和線への新車投入で、103系そのものの余命が取り沙汰されていますが、よく頑張ったな、と思います。吹田工場のメインテナンスは素晴らしいです。
投稿: 細井忠邦 | 2016年7月26日 (火) 06時15分
細井忠邦さま、おはようございます。
仰る通り、他のJR各社では見られないような修繕を各所に行って延命をさせたという感じですね。
ものを大切に使うということの尊さを示した例かと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年7月27日 (水) 05時44分