東京総合車両センター公開 その4 首都圏直流電車の台車 DT61/TR246系
かれこれ開催日から11か月が過ぎようとしていますが、2015年8月22日に開催された東京総合車両センター公開の話題、前回までは主電動機の展示でしたが、今回は台車です。
写真はE217系の電動車が履いている軸梁式ボルスタレス台車のDT61B形です。1992年に登場した901系(量産車は209系)から701系、E217系、E501系、E127系、E231系まで、通勤・近郊・一般型電車に採用された台車です。
E217系の場合、M台車はDT61B、Tc、T台車はTR246B、Ts台車はTR246Cとなっており、いずれも209系用のDT61/TR246を基本に近郊型電車としての高速運転を考慮して、ヨーダンパの取り付けが考慮された設計で、量産先行車2編成は実際、全車にヨーダンパが取り付けられていました。後年撤去されました。グリーン車の台車にはアンチローリング装置の準備工事もなされたため、台車形式が分けられました。
Y-141 編成 2011/9/23 鶴見
4両付属編成 Y101、 Y102、Y141編成とY142編成の逗子よりクハがステップの形が違う量産先行車
←成田空港・上総一ノ宮
小さくなってしまいましたが、登場時のE217系量産先行編成の構成です。
F-01,F-51が1992年8月18日 東急車輛で落成
F-02,F-52が1992年8月30日 川崎重工で落成、但しサロ2両は東急車輛製でした。
1999年に1号車に車いす対応トイレ設置車を導入するため、クハE216-2001,-2002が当時のR-37,R-38(クハE217-2041,-2042)付属編成の増1号車に組み替えられた関係で、E217系の一部の編成で1号車のみ製造時期が異なる車両が組み込まれる事態となりました。
量産編成ではグリーン車のみにヨーダンパーが取り付けられました。
ブレーキはユニットブレーキ方式の踏面片押しタイプで、そのカットモデルも展示されていました。TR246台車ではディスクブレーキも併用しています。
軸距 2100mm 車輪径 860mm
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