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2016年7月19日 (火)

東海道新幹線開業から50年 その34 保存されている新幹線車両 5 リニア鉄道館 part6 ビュッフェ車37形

リニア・鉄道館に保存されている新幹線車両、営業用車両としては、今回も中間車ですが、ビュッフェ車37形2523号車が保存されています。

372523_140812 2014/8/12 リニア・鉄道館

新幹線0系のビュッフェ車・二等客室の合造車は当初、35形でした。1972年度製の第13次車まで、150両製造されました。

出入り台は東京寄り1カ所のみで、山側に窓、テーブルと椅子、通路があり、富士山の眺望が楽しめる配置でした。調理室は海側でした。

ビュッフェと言えば「こだま」形151系モハシ150形急行形サハシ153形など、椅子の無い立食スタイルでしたが、0系では窓側のテーブルにFRP製の椅子が13脚設置され、手洗い器、エアタオル、速度計と列車位置情報装置も壁に装備されていました。

151系や153系のビュッフェ車同様、編成中に2両組み込まれ、向きは同じ向きでしたが、東京寄り(12両編成で)9号車は壁がサーモンピンク、テーブル上面が黒、椅子が黄色と朱色であったのに対して、新大阪より5号車は壁がグレーチェック、テーブル正面がバーミリオン、椅子がクリームと青と意匠が変えてありました。

372523_140812_2 説明板

0系が小窓車にモデルチェンジした1976年度製の第22次車からは新形式の37形が製造されるようになりました。番号も普通車にあわせて、1000番台から始まり、第27次車から1500番台、30次車から2500番台となり、36次車まで合計139両が製造されました。

0_371000 37形1000番台 枇杷島

普通席の区画のサイズが大きくなり、ビュフェ部分は縮小され、椅子も無くなりました。レイアウトも変更されましたが、壁の速度計は存置されました。

37形、1500、2500番台では電話室も廃止され、ビュフェ内に電話が設置されました。

ビュッフェのサイズは1500番台(29両)では幾分拡大され、側窓の数は5個から6個に増加しました。客室は定員が43名から38名に減少しました。しかし、シートピッチ拡大の2500番台(42両)では再び窓は5個に戻りました。

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コメント

B767-281様お早うございます。ビュフェと言えば、1976年頃かと思いますが、サハシ165アルプスを利用したことがありまあす。結構賑わっていた記憶があります。旅にまだゆとりがあった時代ですかね。

おはようございます。

新幹線のビュッフェに 電話がありましたね。


車内アナウンスで○号車にご乗車の○○様、お電話がかかっております。


電車まで 電話をしてくるとは 凄い人がいるんだ!!と思った記憶があります。

今じゃ携帯電話を誰でも使っていますが、凄い世の中になったものですね!!

細井忠邦さま、おはようございます。

わたしも在来線の列車でのビュッフェ経験というと山陽本線、急行「山陽」のビュッフェくらいしか、記憶がありません。

台風でスケジュールが狂い乗車した列車で、食事を何とかしなくてはということでハムサラダのようなものを注文した記憶があります。

準急豊島園さま、おはようございます。

車内で、電話のかかってきたことを告げるアナウンスがあり、苗字が変わった名字の場合、イントネーションに苦労しているのがわかったりするケースもありましたね。

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