小菅の複々線を走る様々な列車達 東武の車両編 8 8000系 その11
1963年の登場から今年で53年が過ぎ、終焉が近づいている8000系ですが、前回の記事ではセイジクリーム塗装の4Rワンマン車グループの81111Fについて触れました。今回は、同じ4Rワンマン車グループで昨年11月「フライング東上」塗装に塗り替えられた8198Fです。
8198Fは8R車8197Fの分割で登場した改造4R車で、クリーム色標準塗装の時代の写真は以前の記事で紹介しました。
2015年は東武東上線が全線開通し90周年を迎えた年であり、それを記念して1949年から1967年まで東上線で運行された行楽列車「フライング東上号」のリバイバルということで、8000系8198編成と50090系50092編成に1950年12月頃から54系が纏った濃い青色に黄色い帯の塗装を纏わせました。50090系はフルラッピング、8000系は塗装による再現です。
ちなみにフライング東上号の塗装は
1949年4月から 32系 深紅
1950年4月頃から 54系 深紅、黄色の帯
1950年12月頃から 54系 濃い青 黄色の帯
1952年3月頃から 53系 濃い青色 黄色の帯
1962年12月頃から 78系 ロイヤルベージュとインターナショナルオレンジ
1963年11月頃から 8000系 ロイヤルベージュとインターナショナルオレンジ
と担当系列、塗色が変化してゆきました。
フライング・・・のネーミングはイギリス ロンドン~エディンバラ間の特急列車「フライング・スコッツマン」にあやかったそうです。
本家、イギリスでもFlying Scottsmanの塗装の流れをくむ塗装の列車が見られます。
黄色の帯は妻面までは回り込まず、帯の下には社紋が入っています。
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