通勤電車シリーズ 103系 46 大阪環状線における活躍 part8
通勤電車103系シリーズ、最近はかつて大阪に出かけた際、大阪環状線で撮影した写真をクハの形態別に紹介しています。前回で0番台、500番台の白熱灯単灯タイプのクハは全部出尽くしました。
今回からは登場時は非冷房、ユニット式側窓、前照灯シールドビーム2灯で登場した
昭和46年度本予算 180-187
第一次債務 188-212 で製造された車両です。
関東では松戸電車区に1両-188が配置され、あとはすべて明石電車区に配置されました。
これらの車両は上記の様な目立った外観の変化だけではなく、
・妻部腰掛けの形状変化、
・腰掛け高さを下げて、ひとり当たりの幅を拡大し、掛け心地の改善
・主制御器をRL33形限流限圧継電器採用のCS20Dにしたこと、
・高圧ツナギ箱にFRPを試用し、アークシュートの材質をAHlとしたこと、
・ブレーキに弛め補償装置を取り付けたこと
・制御減圧弁をC6からL1に変更し、配電盤を密封構造にした
といった変化がありました。
登場して数年後、東海道緩行線で7連で活躍中の姿
クハ103-186
1972/1/27 川崎重工製造 明石電車区配置
1983/8/23 吹田工場冷房改造
1988/1/26 延命工事N
1992/4/15 ATS-P取り付け
1992/4/17 森の宮区転属
2002/11/11 前面整備工事
2006/1/28 奈良区転属
クハ103-187
2003/3/27 鶴橋
1972/1/27 川崎重工製造 明石電車区配置
1983/8/23 吹田工場冷房改造
1988/1/26 延命工事N
1992/4/15 ATS-P取り付け
1992/4/17 森の宮区転属
2006/1/28 奈良区転属
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コメント
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B767-281様こんにちは。「監禁」から解放され^_^こだまで帰路につきました。何とラージAです。さて初期ブタ鼻クハ103冷房改造されたら外見は量産冷房車と殆ど区別がつかなくなりました。ただこのグループはどうだったか定かではありませんが、関西の改造車は天井の白い部分が、ペンキ塗装のままがありました。冷房改造車も工場毎や年度別の差異が面白いです。ただ現車がもう廃車になっている場合と後からの更新で更に変更されている場合もあって複雑です。
投稿: 細井忠邦 | 2016年8月21日 (日) 17時02分
細井忠邦さま、おはようございます。
103系の製造の歴史において、このグループはある意味不思議な存在だなと私は感じています。冷房搭載すれば、その後の量産冷房車と同じになるはずの装備を敢えて未搭載のまま登場させているように感じます。
やはり当時の国鉄としては量産冷房は山手線からという思いがあったのでしょうか(笑)。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2016年8月22日 (月) 05時28分