長瀞で川下りを楽しむ
8月5日の金曜日、アメリカから帰国中の義妹家族と、日帰りで長瀞渓谷に川下りに行って来ました。
長瀞渓谷は荒川上流部の渓谷で、1924年12月9日に国から名勝・天然記念物に指定されており、埼玉県立長瀞玉淀自然公園になっており、川下りは6kmの長さを下ります。
往路は一橋学園から、西武遊園地、レオライナーで西武球場前、西所沢から飯能、飯能で西武秩父線に乗り換え、西武秩父へ、御花畑までの間の仲見世通りは複合型温泉計画リューアル工事とやらで工事中でしたが、
往路、お花畑に到着したらちょうど熊谷からC58363牽引のパレオエクスプレスの通る時間帯でした。
2016/8/5 お花畑駅に掲出された秩父鉄道の長瀞ライン下りの広告
長瀞ライン下りも昨年で創業100周年を迎え、その時にパレオエクスプレスに掲出されたHMは待合所に飾ってありました。
長瀞駅で下車すると、駅のすぐ前に川下りの切符売り場があり、コースは上長瀞・親鼻橋から、岩畳までの区間のAコース(3キロ)、岩畳から高砂橋までの下流区間のBコース(3キロ)、そしてA+Bの全区間(6キロ)の3つがあり、料金はA, Bがそれぞれ1600円/1名、Cは3000円/1名です。
駅裏側の案内所からそれぞれの乗船ポイントまで約20名の乗船客と船頭さん2名がマイクロバスで運ばれるシステムとなっています。
我々は全区間を岩畳で乗り継いで乗船することにしました。
乗船ポイントは秩父鉄道名物の見える好撮影地でもあります。下ではキャンプを楽しむ人々の姿も
まずはA区間 鉄橋の手前まで来るとタイミング良く上を秩父鉄道の電車が通過して行きました。
ナウマン象の研究・報告で名高いドイツの地質学者ハインリッヒ・エドムント・ナウマン(1854~1927)が1878年にこの地を調査し、日本地質学発祥の地としても有名な場所となりましたが、渓谷の両側には数多くの特徴的な岩肌が見えます。
中間地点の岩畳は三波川変成帯と呼ばれるジュラ紀から白亜紀に低温高圧型の変成作用を受けた結晶片岩からなり、プレートの沈み込みで地下15kmから30kmの深さに沈み込んで変成作用を受けた岩石が地上に露出したものだそうです。
下流のBコースへ
岩肌にオレンジのマークが付けられており、それぞれの岩にはその形態から名前が付いているそうですが、その名前は万が一船が事故を起こした際に救助隊に場所を知らせる際に役立つそうです。
高砂橋の下船ポイント到着後 船の横の透明のビニールは急流箇所を通過する際に水しぶきを防ぐためのものです。
乗船客と船頭さんは下流の船着き場で待つマイクロバスで、長瀞駅に、一方、船は川底が浅いためエンジンが付けられないため、3隻ずつこのようにトラックに乗せて、上流の乗船場に運びます。
ライン下りの後、駅そばで遅い昼食を摂り、帰りは寄居~八高線~拝島~萩山~一橋学園のルートで帰りました。
朝突然思いついたように出かけた日帰り旅行でしたが、大いに楽しめた一日となりました。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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